【お悩み相談】いくら言ってもゲームをやめない子が自分からやめるようになるムテキワード!

 

 子どもがゲームばかりしていて不安な保護者の方へ 

いくら言ってもゲームをやめない子が自分からやめるようになるムテキワード

 

保護者の方
テストも近いのにゲームばっかり…。

最近は、家庭用ゲーム機だけでなくスマホやPCでのオンラインゲームなどもあり、一昔前より「ゲームばかりして、やるべきことを後回しにしているのが心配」という悩みをよく聞くようになりました。

 

「いつまでやってるの」

「没収するで!!」

「もうゲーム禁止!!」

「ろくな大人になれへんで!」

と、ついつい声を上げてしまうことも…。

 

我が子を心配する気持ち、もっとうまくいってほしいという気持ちから、ゲームばかりしているとどうしても不安が募りますよね。でも、こんな一方的な上からの声掛けでは、一時的に解決できても、年齢を重ねていくにつれ徐々に効果を失くしてしまいます

 

今回はこんなケースの場合、どうしていけばいいのか、参考にしていただけるようにご紹介したいと思います!!

 

大事なポイントは3つ


相手に行動を変えて欲しいと思うときに、大事なポイントは大きく3つあると思います。

その一つ目は、

 「横の関係」 

です。特に親子の場合、実際に子供を養っているのは保護者の方ですし、年齢的なこと、経験も違います。自然と上下の関係になりやすくなっています。

「親として」という責任感が強くなればなるほど、「しつけが必要」「我が子を思って」と、上からの立場で言うことを聞かせようとして今います。子どもですので、小さいうち、一時的にはいうことも聞くでしょう。でも、この一方的なスタンスでは、子どもが年齢を重ね、一人の人間として自我が強くなるころには、ほぼ効果を失くしてしまいます。

本来、相手の行動を変化させようとするのはとても難しいこと。まずはこのことをしっかり理解しておいてほしいです。そのうえで、相手(子ども)に変化を期待するためには、相手(子ども)自身が「変化させよう」と思うことが大事です。その際に、上から命令のように指示されるとどうしても納得しにくく、特に自我が強くなりつつある思春期の子供にとっては反感の材料にしかなりえません。

まず、大事なのは「横の関係」ということになります。

 

次に、「横の関係」を意識できるようになれば、相手(子ども)のやっていることに興味を持ちましょう。「どうせ、ただのゲームでしょ」という目線を一度失くしてみましょう。

「なぜ、そんなに続けるのだろう?」

「何がそんなにおもしろいのだろう?」

自分にはない知識・興味を知ろうとするスタンスそのものが「横の関係」づくりにもなりますし、そのような視点で相手(子ども)の行動を見ることで、自然とイライラもなくなります。

この状態で大事なことが、

 「良いところを見る」 

ということです。これが大事なポイントの二つ目になります。否定の気持ちではなく、純粋に興味を持ち、なぜ子どもがハマっているのか、楽しんでいるのか。

・何時間もゲームを続けられる集中力

・ゲームのことになるといろいろ自分から調べてるなぁ

そう思うことはありませんか?これが保護者の目線から見て「ゲーム」自体が邪魔なものだから、イライラになりますが、これがゲームではなくて、数学の問題だったり、歴史の調べものだったらどうでしょう?

・何時間も数学の問題を解く集中力

・歴史にことになるといろいろ自分から調べてる

対象が変わるだけで、見え方が大きく変わりませんか?でも子どもの能力自体は同じだと思います。その集中力、興味の持ち方、探求心、それらはこれからの時代にもとても大事な能力だと思います。

「横の関係」から子どもの「良いところを見る」。まずはこの状態が重要です。対称がゲームというところに惑わされ、上からの目線ですべてを否定しては子どもの良さにフタをしてしまうかもしれません。

 

ただし、ゲームには中毒的な要素もあります。ギャンブルなどと同様で、依存性があり、過度に行き過ぎるとやはりよくありません。そうなる前には自分でコントロールできるようにならなければなりません。

そこで大事なポイント三つ目です。

 「気持ちを伝える」 

「横の関係」を作り、子どもの興味の本質を知り、良いところも見えてきた。でも、ゲームを「やめさせる」となってはダメです。これは相手の行動を自分の都合でコントロールしようとする「上からの関係」になってしまいます。

基本スタンスは「そのままでOK」です。子どものやっていることに横の関係から興味を持ち続け、接し続けましょう。その中で、

「すごい集中力だ。今は何しようとしてるの?」

「どうやったら、そんな風に操作できるの?マネできないよ」

など、純粋に良いところをほめながら、横の関係、味方であるという関係を作り続けましょう。

そして、その関係性の中で、やり過ぎることへの心配する気持ちを伝えます。「親として」「しつけのために」ではありません。子どもにとって、今興味を持って没頭できるもの。だからこそ、うまく付き合って欲しい。そんなスタンスでの声掛けが重要です。

自分の味方からの心配する言葉であれば、子どもは自然と聞き入れてくれるようになります。

「1時間でやめるようにするわー」

「週末はやめとく!」

など自分で味方を安心させるようなルールを作れるようにもなります。この状態にならないのは、どこか上下関係が残っているためだと思います。自分に対して上から指示してくるものにたいして、あえて自分の行動を制限するルールは絶対につくりません。

とにかく、子どものことを大事に思い、味方になり、横の関係で接し続ける。相手の興味を知り、良いところを見つける。ほめながら、心配することも伝える。

 

 

これを可能にするムテキワード


頭ではわかっていても、なかなか実践し続けるのは難しい。どうしても、親の立場になると、子どもができるようになったことはできて当たり前ですし、できないことがあると、なぜできないんだ!と苛立ちすら感じてしまいます。

そこで、大事にして欲しい声掛けとしてムテキワードをご紹介。それは、

 「おしえて」 

です。

「このゲームのおもしろいところおしえて

「なんでそんなに集中できるかおしえて

これは常に相手に興味を持ち、自然と横の関係を作れるムテキワードです。知っていてもいいのです。相手(子ども)に、「あなたの興味が知りたい」と知ってもらうことが大事なのです。それが上下の関係を横の関係へと変化させていきます

教えてもらったことに関して、純粋な感想を伝えていきましょう。

「それはおもしろいね。ただのゲームじゃなくて、いろいろ考えてやらないといけないんだね」

こうやって、子どもの肯定感を育て、お互いに伝えあえる関係を作ることが重要です。

 

「親として」「親だから」まずはその気持ちを一旦リセット。

大丈夫。

みんなそれぞれのステップで必ず成長していきます。

 

 

 

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