【新中学1年生の方】今から知って準備しておいてほしい!「内申点対策」

 

「中学入学前から内申点!?」と思われる小学生、またその保護者の方も多いかもしれません。しかし、高校入試は年々変化しており、大阪府においては中学1年生の成績も高校入試に大きく影響します。

内申点について、何を意識していくべきなのかを知っておきましょう。

 

 

内申点とは?


内申点とは!?

内申点とは、中学校の各教科の評定(通知表の成績)から算出される点数のことです。内申点には定期テストの点数だけでなく、観点別の学習状況の評価により、日々の学習への取り組みが組み込まれています。

この内申点が高校入試の合否に大きく影響するため、その対策は非常に重要になっています。また、大阪府では、中1の成績から反映されるため、中学入学と同時に高校入試が始まっているのです。

 

今の中学準備段階から内申点の仕組みついて理解し、中学スタート時点から定期テストや提出物などを意識することが大切です。

 

 

高校入試の合否に影響する?


大阪府の公立高校入試では、内申点と入試当日の学力検査の合計点数で合否が決まります。受験する高校によって、内申点と学力検査の配分は異なりますが、内申点が影響しないことはありません。

 

大阪府では中学1年生の成績から内申点として加算されます。つまり、内申点とは、受験生が入試本番であらかじめ持っている「持ち点」のようなものです。高校入試では、内申点と学力検査の合計で合否が決まるため、当然内申点が高いほど有利になります。

内申点が低すぎると、学力検査で高い点数が取れたとしても合格できない可能性もあります。また、そもそも受験自体をレベルを下げて検討しなければいけなくなる場合も多々あります。

 

内申点は1点でも多くとれるように、中学入学時から意識することが大事です。

 

 

内申点はどう決まる?


内申点のもとになる「評定」は観点別評価で決定されます。

観点別評価

中学の成績は「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の観点別に評価されます。

つまり、定期テストや提出物系のワークや課題、ノート、などが評価の対象になります。観点別評価については、保護者会などで学校ごとの方針を説明されることもあるので、必ず確認しておきましょう。

 

各観点別評価をどういったもので判断しているかを確認しておきましょう。

 

「知識・技能」

・定期テスト

・単元テスト / 小テスト

・実技テスト(英語のスピーチなども)
「思考・判断・表現」

・定期テスト

・単元テスト / 小テスト

・実技テスト

・提出物(ノートやレポート、ワークなど)
「主体的に学習に取り組む態度」

・提出物

・授業中の取り組みや態度

概ね、上記のようになりますが、具体的な評価方法は学校や教科、担当の先生によって異なります。

 

このように観点別で評価が決まります。そして、評定は観点ごとの評価を総合して決定されます。

知識・技能 → 「B」評価

思考・判断・表現 → 「A」評価

主体的に学習に取り組む態度 → 「A」評価

→ → → 5段階評価「4」

上記のようになります。これはあくまで一例ですが、まずは3つの観点でそれぞれを3段階で評価します。そして、その3つの観点の評価を総合して、教科の評定が決定されます。

この評定を高校ごとに定めた配分で点数化したものが内申点となります。

 

 

内申点を上げるために


内申点には、定期テスト普段の授業への取り組みが大きく影響します。

定期テスト

定期テストは観点別評価において、「知識・技能」「思考・判断・表現」の2つの観点で評価される対象です。やはり定期テストでしっかりと得点していくことが高い内申点に直結するので、とても重要です。

授業態度と提出物

「主体的に学習に取り組む態度」という観点評価では、授業に積極的に参加できているかどうかがポイントになります。また、提出物が期日までにしっかりした内容で仕上げられて提出できているかどうかも影響します。

 

定期テスト自体が小学校と中学校で大きく異なる部分の一つです。

( 小学校と中学校の違いについてはこちらも参考にしてみてください。

→「 白鷺・金岡・なかもず地区の小6生!中学準備を始めましょう。 」)

定期テスト前にはしっかりとした学習スケジュールを立てて対策していくようにしましょう。また、ノートは提出物にもなりますし、授業中に先生がテストに出るポイントを解説する場合も多いので、普段の授業からしっかり集中して参加するようにしましょう。

 

 

オススメの中学準備


うまく中学生活をこなし、内申点アップにつなげられるようにオススメの中学準備をお伝えします!!

 

< 学習内容 >

・英語

ひと昔前の中学英語はリーディングとライティングがメインで小学英語とは別物でした。しかし、今はリスニングの重要度が高まっています。リーディングやライティングは短期的にがんばっても結果を出せる場合がありますが、リスニングは長期的な慣れも重要です。小学生の今のうちから意識していくようにしましょう。

また、英単語も小学生の範囲で学んだものは知っている前提で授業が進むので、しっかり暗記していくようにしましょう。

 

・数学(算数)

中学の数学は小学校の算数が土台になります。数学も小学校までの算数が完璧にできている前提で授業が進んでいくので、特に小4~小6の範囲で苦手な単元がある場合は集中的に克服しておきましょう。

また、中1の最初は「正負の数」「文字式」などの計算単元からスタートしますが、小数や分数も含めて四則計算はできて当たり前の前提で授業が進みます。計算は自信があるというくらいにしっかり仕上げておきましょう!

 

・国語

中学でも漢字は続きます!まずは新出漢字をしっかりと覚える習慣を身に着けておきましょう。また、他の教科も含めて漢字で文章や用語を書くのは当たり前。漢字が苦手だと他の教科も含めて減点が多くなってしまいます

また、文法の一つとして「敬語」や「尊敬語・謙譲語」は理解して使えるようにしましょう。一段階大人社会へ近づきます。校外での活動などもあるので、しっかりと身に着けておくと困らないでしょう。

 

・理科

単元ごとに得意・不得意を知っておきましょう。中学理科は小学校までの学習を単元ごとにさらに深く学ぶことになります。定期テストの出題範囲で苦手単元が多い場合は要注意して対策ができますし、授業もより集中して取り組むことができるでしょう。

 

・社会

社会も理科同様、小学校までの学習の延長です。ここまでの学習内容を総復習しておくとベストです。暗記が主になる教科ですので、時間をかけて定着させる必要があります。小学校までで習った内容は小学校のうちに定着させておくと、中学で学ぶ内容がより理解しやすく、定着も早くなります。

 

< 生活習慣 >

・時間管理

小学校までより行動範囲も自由度も高まる中学生。しかし、その場その場で流されるように過ごしているとあっという間に時間が足りなくなります。

「スマホやゲームのルールをつくる」

「早寝早起きで睡眠時間を確保する」

のように、うまく時間を使えるように今から習慣化しておくとよいでしょう。とにかく忙しい中学生。限られた時間をうまく使えるように工夫していきましょう。

 

・整理整頓(プリント管理)

中学では教科ごとに先生が異なり、先生ごとに授業の進め方も変わります。プリントを配布する先生、一定期間後にまとめてプリントを回収してチェックする先生など様々です。定期テストに向けて大事なプリントや小テストの問題もたくさん配布されます。必要な時に必要なものがすぐに準備できるようにしっかり把握しておきましょう。そのために、普段から自分で管理できるように整理整頓できる習慣をつけておきましょう。

また、提出物などの期日も教科ごとに違ったり、複数回必要だったりするので、いつまでに何を仕上げなければいけないのか、そのために優先度が高いものは何なのかも自分で管理していく必要があります。

 

< 学習習慣 >

・予習 / 復習

中学の授業は進むスピードも速いですし、内容も難しくなります。小学校までの間は毎日の宿題さえしていればテストでも8割以上とれます。中学ではそうはいかないので、油断していると一気にテストの点数は落ちていきます。まずは日々の学校の授業に合わせて少しずつでも予習・復習する習慣をつけておきましょう。

 

・スキマ時間を活用する

部活動や友達付き合いがあり、放課後の時間は思った以上に短い。そんな中でも学校の授業はスピードもはやく、内容も難しい。教科ごとに出される課題を進めるだけで精いっぱいの生徒も多くいます。でもそれだけではテストの点数は下がっていく一方…。+αで予習や復習、苦手克服などに取り組むためには、うまく時間を創り出す必要があります。

晩御飯前の少しの時間、朝起きて学校に行くまでの少しの時間などのスキマ時間をうまくつかえるように考えてみましょう。

 

 

今回は、新中1の方に向けて、後々重要になってくる「内申点」の対策についてご紹介しました。ただ、ここまでの学習状況や目標としているところ、中学でやりたいことなどはそれぞれ違うと思います。それぞれに合った中学準備があると思いますので、今回の内容も参考にしながら自分に合った中学準備を進めてみてください。

 

 


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