もう「なんとなく」で解かない!中学生の国語力を劇的に伸ばす3つのステップと分野別テスト対策法

「国語だけはどうやって勉強したらいいのかわからない……」
「テストのたびに点数が乱高下して、安定しない」
「本を読まないから、うちの子は国語が苦手なんだわ」
しかし、断言します。
国語の成績を上げるのに、特別なセンスは必要ありません。
国語にも「ルール」と「解き方」が必要
国語力、特にテストや入試で求められる「読解力」とは、決して「筆者の気持ちをエスパーのように当てる能力」ではないのです。国語の試験とは、本文という「唯一無二の証拠」の中から、出題者が求めている「客観的な根拠」を論理的に見つけ出す、いわば宝探しのようなものです。

つまり、
正しい「ルール」と「解き方」の手順さえ身につければ、誰でも安定して高得点を狙うことができる教科なのです。
多くの学校や塾では、「たくさん問題を解きなさい」とは言われますが、「どうすれば論理的に答えを導き出せるか」という具体的な“手の動かし方”までは深く教えてくれません。そのため、いつまでも勘やイメージに頼った「なんとなく」の解き方から抜け出せず、初見の文章が出た途端に点数が下がってしまうのです。
9000字を超えるこの「保存版」コラムを読み終える頃には、あなたはもう国語のテストを前にして「何をどう考えればいいかわからない」と迷うことはなくなっているはずです。
「なんとなく」を卒業し、
確固たる自信を持って正解を選び抜くための、
一生モノの国語力を手に入れましょう。
目次
第1章:なぜ中学生の国語は「なんとなく」で解いてしまうのか?
国語のテストが返ってきたとき、間違えた問題の解説を読んで「あぁ、なるほど」とは思うものの、次のテストでまた同じようなミスを繰り返してしまう……。
そんな経験はありませんか?
実は、多くの中学生が国語を「なんとなく」で解いてしまうのには、明確な理由があります。第1章では、その原因を深掘りし、脱却するための第一歩を提示します。
▼国語を「センス」や「才能」のせいにする罠
多くの生徒が口にする言葉に、「国語はセンスだから、勉強しても無駄」というものがあります。数学のように公式があるわけでもなく、英語のように単語を覚えれば訳せるようになるわけでもない。
そんな漠然としたイメージが、「国語=才能」という誤解を生んでいます。
しかし、これは大きな間違いです。国語をセンスだと思い込んでいる生徒の多くは、実は「解き方のルール」を知らないだけなのです。スポーツに例えるなら、ルールの知らないまま試合に出ているようなもの。ルールを知らなければ、どれだけ練習(読書)をしても、得点に結びつく動きはできません。
認識の切り替えが第一歩
「なんとなく」という言葉の裏には、論理的な根拠に基づかない、主観的な判断が隠れています。まずは「国語はセンスではなく、技術である」という認識に切り替えることが、成績アップのスタートラインです。
▼主観(自分の考え)が正解を遠ざけている
中学生が国語の読解で最もやってしまいがちなミス、それは「自分の考えや常識を本文に持ち込むこと」です。
特に物語文などで、
- 「もし自分だったらこう思うな」
- 「普通はこうするはずだ」
という主観を優先して選択肢を選んでしまうと、出題者の罠に見事にはまってしまいます。
テストで求められていること
国語のテストにおいて、あなたの意見や道徳観は一切求められていません。求められているのは、あくまで「本文に何と書いてあるか」という客観的事実だけです。
「本文を読んで選んだつもり」になっていても、無意識に自分のフィルターを通して文章を書き換えてしまっている。これが「なんとなく」の正体です。本文に書かれていないことを想像で補ってしまう癖を自覚することが、脱・なんとなくの鍵となります。

▼定期テストと実力テスト、入試の「壁」
中学生に多い悩み
定期テストでは点数が取れるのに、実力テストや模試になるとガクッと点数が落ちる。これも中学生に多い悩みです。
定期テストは、授業で一度扱った文章が出題されます。そのため、極端な話をすれば「答えを丸暗記」していても点数が取れてしまいます。
しかし、実力テストや入試で出題されるのは、一度も見たことがない「初見の文章」です。初見の文章に対して「なんとなく」で挑むのは、地図を持たずに見知らぬ土地を歩くようなものです。

学校のワークを繰り返し解いて「答えを覚える」だけの勉強法では、本当の意味での国語力(=初見の文章を分析する力)は養われません。どのような文章が来ても対応できる「普遍的な解き方」を身につける必要があります。
国語の成績が安定しないのは、あなたが「なんとなく」という不確かな感覚に頼って問題を解いているからです。
- 国語はセンスではなく、「客観的な根拠を探すゲーム」であると理解する。
- 自分の考えを捨て、「本文の言葉」だけを信じる。
- 丸暗記ではなく、「なぜその答えになるのか」というプロセスを重視する。
これら3つの意識改革を行うだけで、国語の見え方は劇的に変わります。
第2章からは、この意識を具体的な点数に変えていくための「語彙力と漢字」の土台作りについて詳しく解説していきます。
第2章:【基礎編】国語力の土台を作る!語彙力と漢字の正しい学習法
- 「文章を読んでいるはずなのに、内容が頭に入ってこない」
- 「選択肢の言葉の意味がそもそもわからない」
こうした悩みの正体は、実は読解力以前の「語彙力」にあります。どれだけ高度な解法テクニックを学んでも、パーツとなる言葉を知らなければ使いこなせません。第2章では、国語力のOSとも言える語彙と漢字の正しい鍛え方を伝授します。
▼語彙力は「思考のパーツ」である
国語における「語彙力」とは、単に知っている言葉の数が多いことだけを指すのではありません。語彙力は、自分の頭で考えるための「思考のパーツ」そのものです。
例えば、論説文でよく出てくる「客観的」や「普遍的」といった言葉。これらの意味が曖昧なままだと、文章の核心部分を読み飛ばすことになってしまいます。
知らない言葉に出会ったとき、
私たちの脳はその前後で思考をストップさせてしまうからです。
逆に、言葉の解像度を高めれば、筆者が伝えたい細かなニュアンスまで正確に受け取れるようになります。語彙を増やすことは、文章という暗闇を照らす「ライト」の性能を上げる作業だと言えるでしょう。

▼単なる暗記を卒業!文脈で捉える漢字・語句の勉強法
多くの生徒が「漢字の練習は苦行だ」と感じています。それは、意味を考えずに「形」だけを書き写す作業になっているからです。
テストで問われるのは、
単なる書き取りだけでなく、その言葉を正しく使えるかどうかです。
効果的な勉強法は、常に「文脈(フレーズ)」の中で覚えることです。
「更生」という漢字を覚えるなら、「更生」という二文字だけを書くのではなく、「心を入れ替えて更生する」という一文ごと練習します。こうすることで、言葉の使い分けや意味がセットで脳に刻まれます。また、同音異義語(例:『解放』と『開放』)などは、それぞれの言葉が持つ根本的なイメージを比較しながら覚えるのがコツです。

▼辞書を引く習慣がもたらす劇的な効果
最近ではスマホで簡単に言葉を調べられますが、学習においては紙の辞書、あるいは電子辞書の「一覧性」が非常に有効です。
辞書を引く習慣がある生徒とない生徒では、
1年後の国語力に天と地ほどの差が出ます。
辞書を引くメリットは、目的の言葉だけでなく、その周辺にある類義語や対義語が自然と目に入ることです。
「この言葉の反対はこれか!」という発見が、語彙のネットワークを網羅的に広げてくれます。また、自分で手を動かして調べた記憶は、受け身で聞いた解説よりも深く定着します。まずは学校の教科書やワークに出てきた「意味が100%説明できない言葉」に印をつけ、一つずつ辞書を引くことから始めましょう。
▼教科書の「脚注」はテスト対策の宝箱
定期テスト対策
定期テスト対策において、最も効率的な語彙学習の素材は「教科書の脚注(ページの下にある言葉の説明)」です。
多くの先生は、この脚注から言葉の意味の問題を出題します。
なぜなら、脚注に載っている言葉は
その文章を理解するための「キーワード」だからです。
脚注を軽視する生徒は多いですが、テスト直前にここを見直すだけで、数点から十数点の得点アップに直結します。自分で単語帳を作る必要はありません。教科書の脚注の言葉を使って、自分で短い例文を作る練習をする。これこそが、最も強力な定期テスト対策になります。
語彙力と漢字は、一朝一夕で身につくものではありませんが、一度身につければ裏切らない「一生モノの資産」になります。
- 言葉を「思考の道具」として捉え直す
- 「文脈」とセットで漢字や語句を練習する
- 辞書を引く手間を惜しまない
- 教科書の脚注を完璧にマスターする
これらの積み重ねが、第3章で解説する「読解の3ステップ」を支える強力な武器となります。土台を固めて、文章を読むスピードと精度を劇的に向上させましょう。
第3章:【実践編】国語力を劇的に伸ばす「3つのステップ」を徹底解説
第1章で「国語はセンスではなく技術である」とお伝えしました。では、具体的にどのような手順で文章を読み、解いていけばよいのでしょうか。ここでは、どんなに難しい文章に出会っても迷わなくなる「3つのステップ」を公開します。この手順を頭に叩き込むだけで、あなたの解答精度は格段に上がります。
▼ステップ1:接続詞と指示語に着目して構造を掴む
文章を読む際、一文一文をバラバラに読んでいては全体像が見えてきません。
そこで注目すべきなのが「接続詞」と「指示語」です。
接続詞は交通標識
これらは文章の「交通標識」のような役割を果たしています。
- 「しかし」があれば、その後に筆者の最も言いたいこと(逆接)が来ます。
- 「つまり」があれば、内容のまとめ(換言)です。
こうした接続詞に印(△や▢など)をつけながら読むことで、文章の骨組みが浮き彫りになります。
指示語は指示内容をチェック
また、「これ」「それ」といった指示語が出てきたら、必ず「何を指しているのか」を指で指し示す癖をつけましょう。
文章の構造を掴むことは、家を建てる際の設計図を確認する作業と同じです。骨組みさえわかれば、細かな部分に惑わされることはなくなります。

▼ステップ2:設問の「問いの形」を分析する
文章を読み終えて設問に向かうとき、すぐに選択肢を見てはいけません。
まずは設問文を分解し、「何が問われているのか」を正確に把握する必要があります。これが「問いの形」の分析です。
ミスを減らすための鉄則
例えば、
- 「なぜですか(理由)」を問われているのか
- 「どういうことですか(言い換え)」を問われているのか。
あるいは、
- 「最も適切なもの」なのか
- 「不適切なもの」なのか。
ここを見誤ると、どれだけ本文を読み取れていても正解には辿り着けません。
設問文の末尾(「〜か」「〜説明せよ」など)に線を引く習慣をつけましょう。
「敵(出題者)が何を求めているのか」を理解すること。これが、ミスを減らすための鉄則です。
▼ステップ3:本文から「根拠」を抽出する
最後の手順は、本文の中から「証拠(根拠)」を探し出すことです。
第1章でも触れた通り、国語のテストは「宝探し」です。答えはあなたの頭の中ではなく、必ず本文の中に書いてあります。
選択肢を選ぶ際、「なんとなくこれが正しそう」ではなく、「本文の第○段落にこう書いてあるから、選択肢アが正解だ」と言えるまで根拠を探してください。
選択肢のココに注意
特に注意したいのが、選択肢の「すり替え」です。
選択肢の一部に本文と同じ言葉が使われていても、因果関係が逆だったり、極端な表現(「すべて」「絶対に」など)が付け加えられていたりすることがよくあります。本文の表現と、選択肢の表現を1ミリ単位で照らし合わせる「証拠照合」の技術を磨きましょう。
国語の問題には、数学の「1+1=2」と同じように、必ず一つに定まる明確な理由が存在します。「答えが納得いかない」と感じるのは、まだ本文中の根拠を見つけられていない証拠です。
- STEP1)標識(接続詞)に従って文章を進む。
- STEP2)オーダー(設問)を正確に聞き取る。
- STEP3)証拠(根拠)を現場(本文)から見つけ出す。
この3ステップを意識するだけで、解答用紙を埋める時の手応えが変わるはずです。

第4章では、この基本ステップを武器に、定期テスト特有の攻略法について解説していきます。
第4章:【分野別】定期テスト対策の極意(現代文・古文・漢文・文法)
実力テストとは異なり、定期テストは「出題範囲」が決まっています。つまり、正しい準備さえすれば、努力がそのまま点数に反映されやすいのが特徴です。ここでは、各分野の特性に合わせた「最短ルート」の勉強法を伝授します。
▼現代文:教科書ワークと授業ノートの「二刀流」活用術
定期テストの現代文で高得点を取るコツは、初見の文章を読み解く力ではなく、「授業で扱った内容の理解度」を深めることです。
授業ノートは情報の宝庫
まず、授業ノートは情報の宝庫です。先生が黒板に書いたことだけでなく、「口頭で説明した補足」や「教科書に引かされた線」に注目してください。そこがそのまま設問になります。
教科書ワークの使い方
次に、教科書準拠ワークの使い方です。1回解いて終わりにするのではなく、最低3回は繰り返しましょう。
- 1回目は実力を測り、
- 2回目は間違えた箇所を「なぜその答えになるのか」を確認しながら解き、
- 3回目で完璧に再現できるようにします。
ワークの設問は、先生がテストを作る際の「型」になっていることが多いからです。
▼古文・漢文:暗記とルールを味方につけて満点を狙う
「昔の言葉なんてわからない」と拒絶反応を示す生徒も多い古文・漢文ですが、
実は中学生レベルでは最も「努力が裏切らない」分野です。
なぜなら、覚えるべきルールが限られているからです。
古文であれば、動詞の活用表と重要単語、そして歴史的仮名遣い。
漢文であれば、返り点(レ点・一二点)と置き字のルール。
これらを完璧に暗記するだけで、基本問題はすべて解けます。

効果的な勉強法
特に効果的なのが「音読」です。リズムを体で覚えることで、送り仮名や仮名遣いのミスが劇的に減ります。意味がわからなくてもスラスラ読めるようになるまで繰り返すと、不思議と内容の理解も追いついてきます。
▼文法:品詞分解と敬語を攻略するポイント
多くの生徒が苦手とする「文法」ですが、
攻略の鍵は「言葉の最小単位(自立語・付属語)」に分ける品詞分解にあります。
文法問題は、ルールを暗記するだけでなく「パズル」として捉えるのがコツです。例えば、「れる・られる」の見分け方など、決まった判別法(公式)をワークで繰り返し練習しましょう。
また、敬語(尊敬・謙譲・丁寧)については、「誰が誰に対して敬意を払っているか」を常に図解して考える癖をつけてください。主語が誰かを特定するトレーニングを積めば、敬語問題はサービス問題に変わります。

▼記述問題は「学校の先生の視点」で予想する
定期テストの配点の多くを占める記述問題。
これは、先生が授業中に「ここ、大事だよ」「ここは〜という理由があるんだ」と
強調した部分から必ず出題されます。
ノートを見返して、先生が時間をかけて説明した「因果関係(原因と結果)」や「比喩表現の言い換え」に印をつけましょう。
自分で記述の練習をする際は、「解答のキーワード」を意識してください。何文字以内で書けという指定がある場合、必ず入れるべき要素が2〜3個隠されています。教科書ワークの解答にある「採点基準」を読み込み、どんな要素が入っていれば正解になるのか、その「採点者の視点」を身につけることが高得点への近道です。
定期テストは「準備の質」で決まります。
- 現代文: ノートとワークで「出題のツボ」を叩き込む。
- 古文・漢文: 基本ルールと単語を暗記し、音読で定着させる。
- 文法: 品詞分解をパズル感覚で練習し、公式を使いこなす。
- 記述: 先生の強調ポイントを「キーワード」として整理しておく。
これらを徹底すれば、国語のテストが待ち遠しくなるはずです。
第5章では、定期テストの枠を超え、より高度な「記述力」と「初見対策」について解説していきます。
第5章:【応用編】記述問題・初見の文章に強くなるための思考トレーニング
定期テストで点数が取れるようになった次のステップは、初めて見る文章を制限時間内に解き、自分の言葉で過不足なく解答をまとめる「実戦力」を磨くことです。第5章では、多くの生徒が苦手意識を持つ記述問題と初見文章の攻略法に切り込みます。
▼記述問題で減点されない「型」の作り方
記述問題は、白紙のまま出さないことはもちろん、
「減点されない書き方」をマスターすることが重要です。
内容が正しくても、語尾や形式が乱れているだけで減点対象になってしまうからです。
まず徹底すべきは、「問いと語尾を一致させる」というルールです。
- 「なぜですか?」という問いには「〜から(ため)。」
- 「どのようなことですか?」という問いには「〜ということ(こと)。」
- 「どのように……しましたか?」という問いには「〜して、……した。」
このように、問いの形に合わせて着地地点を先に決めてしまうのがコツです。
また、要素を複数入れる必要がある場合は、「一文を長くしすぎない」ことも大切です。接続詞を使って「AなのでBであり、Cということ。」のように、根拠を整理して詰め込む「型」を身につけましょう。

▼初見の文章に動揺しない!「段落要約」トレーニング
- 初めて読む文章を前にすると、頭が真っ白になってしまう……。
そんな人に推奨したいのが、読みながら行う「一段落一言メモ」です。
一段落一言メモ
長い文章を一気に理解しようとするから混乱するのであって、一段落ずつ「結局、この段落は何を言っていたのか?」を5文字〜10文字程度で余白にメモしていきます。
- 第1段落:AIの進化について
- 第2段落:AIの欠点(具体例)
- 第3段落:人間との違い……
このようにメモを残すと、文章全体の流れが可視化され、設問で「第2段落の内容について……」と問われたときに、迷わず該当箇所へ戻ることができます。
この要約トレーニングを積むことで、
未知の文章を構造的に捉える力が飛躍的に高まります。
▼制限時間を味方につける時間配分のテクニック
国語のテストで「時間が足りなくて最後まで解けなかった」というのは、実力が発揮できていない証拠です。
テストが始まった瞬間に全体を見渡し、時間配分の戦略を立てましょう。
基本的な戦略は、「配点が高いが、時間がかからないもの」から手をつけることです。
漢字や語句、文法の知識問題は1分以内に片付けます。次に、本文を読み始める前に「設問」に目を通し、何を探すべきかのアタリをつけます。 記述問題で5分以上悩んで手が止まってしまうなら、一旦飛ばして次の大問へ進む勇気も必要です。「どこに時間をかけ、どこを捨てるか」という判断力も、国語の実力のうちです。

▼要約力は全教科の成績を押し上げる「万能の鍵」
国語で鍛えた「要約力(要点を見極める力)」は、実は数学の文章題や社会の資料読み取り、理科の実験考察など、あらゆる教科の土台となります。
国語力Upは入試でも大活躍
近年の入試問題は、どの教科においても「長いリード文を読み解く力」が求められる傾向にあります。情報の核(エッセンス)を素早く抜き出す国語のトレーニングは、全教科の学習効率を最大化させる「OS」をアップデートする作業なのです。
「国語ができるようになると、他教科の偏差値も上がる」と言われるのは、このためです。
応用力とは、特別なひらめきではなく、「正しい手順を速く、正確に行う力」のことです。
- 語尾の型を固定して、形式的なミスをゼロにする。
- 段落要約で、文章の迷子になるのを防ぐ。
- 時間配分を意識し、1点でも多くもぎ取る戦略を持つ。
この思考トレーニングを繰り返すことで、初見の文章は「怖いもの」から「攻略しがいのあるパズル」へと変わっていくはずです。
最終章では、これらの学習を習慣化し、一生の武器にするための方法をお伝えします。
第6章:国語は一生モノの武器になる!保護者ができるサポートと習慣作り
ここまで、具体的なテスト対策や読解のテクニックを解説してきました。しかし、国語力とは本来、テストのためだけに存在するものではありません。社会に出てからも必要とされる「伝える力」「読み解く力」の根幹です。最終章では、家庭で無理なく国語力を伸ばすためのヒントと、学習を支えるマインドセットについてお伝えします。
▼家庭での「質の高い会話」が語彙力を育てる
語彙力を増やす場所は、机の上だけではありません。
実は、毎日の食卓での会話こそが、最大の語彙獲得のチャンスです。
ポイントは、親が意識的に「少しだけ大人な言葉」を混ぜて会話することです。

例えば、「今日のご飯、美味しいね」だけでなく、
- 「今日の味付けは絶妙だね」
- 「この食材は今が旬だね」
といった言葉を添えてみてください。 また、お子様が「やばい」「すごい」という便利な言葉で済ませようとしたとき、
- 「具体的にどうすごいの?」
- 「何がどうやばいの?」
と優しく問いかけてみましょう。自分の感情にぴったりの言葉を探そうとするプロセスそのものが、脳を刺激し、語彙を豊かにしていきます。
▼読書習慣は無理に強要しなくていい?
「うちの子は本を読まないから国語が苦手なんだ」と嘆く必要はありません。読書は確かに有効ですが、無理やり難解な文学作品を読ませても、逆効果になることが多いからです。
大切なのは「活字に対する心理的ハードル」を下げることです。
活字に慣れる
好きなアイドルのインタビュー記事、スポーツ雑誌の戦術解説、あるいは興味のあるゲームの攻略本でも構いません。「自分の知りたいことが文字で書かれている」という成功体験を積み重ねることが先決です。
文字を読むことに抵抗がなくなれば、自然と他のジャンルへも興味が広がります。まずは「勉強のための読書」ではなく、「楽しむための読書(あるいは情報収集)」を認めてあげることが、結果として国語力の向上に繋がります。
▼結果ではなく「解き直しのプロセス」を褒める
国語のテストが返ってきたとき、
点数だけを見て「次は頑張ろう」で終わらせていませんか?
国語において最も価値があるのは、間違えた問題の「解き直し」です。
思考のプロセスを確認する
保護者の方にぜひ実践していただきたいのが、
お子様が「なぜその答えを選んだのか」という理由を説明してもらうことです。
「この段落にこう書いてあったから、こう考えたんだね」と、正解に至るまでの思考のプロセスを認め、褒めてあげてください。正解したかどうかよりも、自分の考えを論理的に説明できたことを評価することで、お子様は「なんとなく」ではなく「根拠を持って解く」ことに喜びを感じるようになります。
本コラムを通じてお伝えしてきた通り、国語力はあらゆる学習を支える「OS(基本ソフト)」のようなものです。数学の難問を理解するのも、英語の長文を論理的に把握するのも、すべてはこの国語力という土台の上に乗っています。

「なんとなく」を卒業し、言葉を丁寧に扱い、論理的に考える力を身につけること。それは単に定期テストの点数を上げるだけでなく、将来、お子様が自分の力で考え、自分の言葉で世界と向き合うための「最強の武器」を手に入れることに他なりません。
焦らず、日々の言葉を大切にしながら、一生モノの国語力を一緒に育てていきましょう。
「なんとなく」を卒業した先に広がる、新しい世界
ここまでお読みいただき、ありがとうございますこのコラムを通じて、私たちが最もお伝えしたかったこと。それは、「国語は決して、掴みどころのない不確かな教科ではない」ということです。
多くの人が「センス」や「才能」という言葉で片付けてしまいがちな国語の世界には、実は数学の公式と同じくらい明確な「解法のルール」と、論理的な「思考の手順」が存在します。
これまで「なんとなく」で文章を読み、選択肢を選んでいたあなたにとって、今回紹介した
- 「接続詞・指示語のチェック」や
- 「設問の形を分析するステップ」は、
最初は少し手間に感じられるかもしれません。しかし、その一手間こそが、あなたの解答に「絶対的な根拠」をもたらし、テストの点数を安定させる唯一の道なのです。
国語力を磨く旅は、今日から始まります。
- 漢字や語彙という「思考のパーツ」を一つずつ丁寧に拾い上げること。
- 定期テストを「準備のゲーム」と捉え、ワークやノートを使い倒すこと。
- 記述問題という高い壁を「型」という武器で攻略していくこと。
これらの積み重ねは、短期間で劇的な変化が見えにくいこともあります。しかし、ある日突然、霧が晴れるように「文章の構造」が見えてくる瞬間が必ずやってきます。

そして、覚えておいてください。
あなたが今、国語の勉強を通じて鍛えている「読み解き、考える力」は、単にテストの偏差値を上げるための道具ではありません。それは、将来あなたがどのような道に進んだとしても、人の言葉の裏にある真意を理解し、自分の考えを正確に伝え、他者と深く繋がるための「一生モノの武器」になります。
国語ができるようになることは、
あなたの世界を広げ、人生をより豊かにすることと同義なのです。
さあ、ペンを持って、
目の前の一文を丁寧に読み解くことから始めましょう。
あなたの国語力は、ここから劇的に伸びていくはずです。
教室紹介・お問い合わせのご案内
個別学習指導イマナビでは、一人ひとりの理解度や学習状況に合わせて、基礎から丁寧に積み上げる指導を大切にしています。定期テスト対策はもちろん、高校入試を見据えた学習の進め方まで、段階的にサポートしていきます。
「学校の授業についていけるか不安」
「暗記ではなく、きちんと理解できる勉強がしたい」
「今の勉強が入試につながっているのか知りたい」
そんな思いをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。

イマナビでは、生徒一人ひとりと向き合った指導を行っています。学習相談や体験授業を通して、「どこが分かっていないのか」「これから何をすればよいのか」を一緒に整理することから始めます。
今の小さな疑問や不安を、そのままにしないことが、これからの成績アップと自信につながります。
まずは教室の雰囲気を知るところから、気軽にお問い合わせください。
※一人ずつ個別で対応させていただいていますので、【事前予約制】となっています。
お気軽にどうぞ!!
金岡教室の詳細はこちら
https://e-manabi-kobetsu.com/kanaoka/
堺長尾教室の詳細はこちら
https://e-manabi-kobetsu.com/sakainagao/
こちら各種SNSでも情報配信中です。参考にしてみてください。
/
この記事は 9人 に閲覧されています。
.jpg)

国語はセンスで決まる?
中学生のお子さまを持つ保護者の方、そして中学生ご本人から、このような悩みを非常に多く耳にします。他の教科に比べて、国語は勉強の成果が見えにくく、努力が点数に結びつきにくいと感じられがちです。そのため、「国語は結局、もともとのセンスや地頭で決まるのではないか」と半ば諦めてしまっている方も少なくありません。