【英語】定期テスト前に英単語100語以上覚える方法
英語が苦手だという生徒の大半が、まず語彙力(単語の暗記量)が不足しています。さらに、2021年の新指導要領の導入で、中学生が身につけないといけない単語量はグッと増えました。
テストの英語で得点していくためには、英語を得意にしていくためには、効率よく英単語を暗記できる方法を身につける必要があります。
暗記ですので、コツコツ時間をかけて覚えていくしかない…
もちろんそうですが、今回はテスト直前の時間が限られたときでも実践できる方法をご紹介します!!
目次
なぜ、英単語を覚えないといけない?
暗記法を知っても、やる気がなければ、おそらく実践しないでしょうw まずは、なぜ英単語の暗記が必要なのかを知り、「必要だから覚えたい!」と前向きに取り組めるようにしましょう。
「英語」は言語であり、【単語】【文法】【発音】で構成されています。どのような言語でも、一つ一つ意味を持った【単語】がそれぞれの【文法】というルールに従って並べられ、大きな意味をなします。それを【発音】することで、相手にその意味を伝えることで、コミュニケーションが取れます。つまり、英語をコミュニケーションのツールとして身につけるためには、この大きな3つの柱となる【単語】【文法】【発音】は最低限必要なモノになります。
特に【単語】は最小の意味を持つ土台として、最も大事なモノです。当然ですが、【文法】(ルール)を知っていても、【単語】を知らなければ、伝えたい内容を相手に伝えることは困難です。
暗記するということ
「英語」において、【単語】が重要なモノであることはわかってもらえたでしょうか。では、それを「暗記する」ということについて、少し補足しておきます。
【暗記】は「脳」で行います。物事の一つ一つを情報として脳にためていきます。ただ、ためられる量には限界があります。そこで、優秀な人間の「脳」は、覚えようとする情報を「大事なモノ」「そうでないモノ」に分けて、「大事なモノ」ほどしっかり覚えようとします。何度も繰り返し使用するものは「大事なモノ」なので、忘れないようにします。「自分の名前」などはそうですね。一方で、使われないものは「忘れる」ようになっています。そうやって、新しい情報を覚えるための空席を作っています。
つまり、忘れないようにしっかり覚えるための一つのコツとしては「繰り返す」ということです。
このことは、記憶のメカニズムとして有名な「エビングハウスの忘却曲線」などでも言われています。
オススメ!英単語の暗記法
では、いよいよオススメの英単語暗記法の紹介です。
<使うもの>
・単語が載っているもの(一覧で見える教科書やワークが良い)
・英単語暗記専用のノート(どんなものでもOK!)
準備はこれだけです。
では、始めていきましょう!!
ステップ1:単語を見て、声に出して読む!
まずは、英単語自体が読めるかどうかです。暗記は情報量が多い方が覚えやすいです。視覚(見た目のつづり)だけでなく、聴覚(発音)の情報も加えることで覚えやすくなります。そもそも読めない単語はやはり覚えにくいと思います。覚えたい単語の一覧を順に読んでいきます。読めない単語は蛍光マーカーなどでチェック!!そして、音声教材で確認したり、先生に聞いたりして発音を確認しましょう。
ステップ2:単語を見て、意味がわかるかチェック!
次は単語の意味をチェック。単語を見て、意味がわかるかどうか。意外な落とし穴としては、テキストなどに書いてある単語の意味を丸暗記して、その意味が分かっていないことがあるということです。「apple」という単語をみて「リンゴ」とわかっても、「リンゴ」自体が何なのかを知らなければ、その単語はおそらく覚えられないでしょう。「apple」を見て、リンゴそのものがイメージできるかどうかが大事です。
覚えないといけない単語量が増えたと同時に、使える英語力というものが求められるようになっています。英語で、自分の伝えたいことがスムーズに伝えられるようになるためには、伝えたいものを日本語でイメージして、英単語に変換して・・・という手順を踏むのではなく、伝えたいものを英語でイメージできるようにするトレーニングが重要です。
イメージできるということが深い理解につながり、暗記自体もしやすくなるはずです!!イメージできない単語(意味が分からない単語)が出てきたら、単語の前に目印(レ点や正の字、×印など)をつけておきましょう。辞書などで意味を確認して、どんどん次の単語に進みましょう。
ステップ3:ピックアップされた単語だけを書く!
ステップ1と2で、読めない単語、意味がイメージできない単語をピックアップできました。これを暗記専用ノートに書きだします。最初は5個~10個ずつくらいが取り組みやすいと思います。書き出すときは、英単語を縦一列に書き出します。そして、全部書き出したら、書き出した単語を読みながら、その横に意味を書きます。これも縦一列に書いていきます。この際のポイントは、「しっかり声に出して読む」「意味をイメージする」です。次に、英単語を手や紙で隠し、日本語の意味を見ながら、その横に英単語を書いていきます。書けないときは、隠してい単語をチラッとみてOK。ただし、見ながら書くのはNGです!
<例>
apple リンゴ apple リンゴ ・・・
banana バナナ banana バナナ ・・・
orange オレンジ orange オレンジ ・・・
dog 犬 dog 犬 ・・・
cat ネコ cat ネコ ・・・
この要領で、英単語と日本語を繰り返していきます。英単語と意味の1セットを最低3回は繰り返しましょう。何度も伝えますが、大事なのは「声に出して読む」「意味をイメージする」「見ながらは書かない」ですよ。
オススメポイント
この暗記法は書く量を極力減らしています。まずは、「見る」だけで書いて覚えなければいけない単語を選別しています。こうすることで、とてもスピーディに進めることができ、短い時間でも取り組むことができます。暗記のメカニズムにも合っており、1個の単語を続けて10回20回書いて手が痛い・・・なんていう暗記方法よりグッと覚えやすいはずです。
短時間でも効率よく進められるので、テスト前の限られた時間でも100語以上の単語を覚えていくことができます!
ただ、この暗記方法以外の暗記法でも同様ですが、最も大事なのは「繰り返す」ということです。毎日少しずつでもつづけること。実はこれが一番難しいことかもしれませんが、この努力に勝るものはありません・・・。
自分だけでは、続けられないという方は先生に相談してくださいw
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