中3生へ「模試の活用ガイド」~効果的に学習をレベルアップさせよう~

 

新年度が始まり少し経ちました。新しい環境には慣れたでしょうか?それぞれ自分がどういう学年になったのかを意識して、次のステップに向けて成長していける一年にしましょう。

特に、中学3年生にとっては大きな意味のある一年です。高校受験は将来の進路選択の一歩目になります。学習内容も難しくなり、勉強のペースもグッと上げていく必要のある一年です。

 

今回は、そんな中学3年生にとって大事武器になる「模試」について、

上手に活用していくためのポイントを簡単にまとめてご紹介します。

 

はじめに


外部模試は、自分の実力や全国のライバルとの立ち位置を知る貴重な機会です!!

しかし、模試がどういうものなのかを知らずに、ただ受けるだけでは意味がありません。また、模試の雰囲気に慣れていないと、緊張したり、うまく結果が出せなかったりすることもあります。

今回は、中学3年生の方が、初めて模試を受ける際の取り組み方について、7つのポイントでお伝えします。

 

 

ポイント1)目的を明確にする


 

なぜ、模試を受けるのか?

目的を明確に理解しておきましょう。

 

学校の定期テストとは違い、外部模試には外部模試のメリットがあります。その点を理解し、自分にとってどういう意味・目的があるのかを理解したうえで模試を受けましょう。

外部模試のメリット

・自分の実力や弱点を知る

・ライバルとの差(自分の位置)を知る

・志望校合格の可能性を判断する

・学習計画を立てる参考にする

・模試の雰囲気を経験する     などなど・・・

模試にはここで上げたような様々なメリットがあります。今の自分にとって、模試を受けることはどの点で一番メリットが大きいのか、何のために模試を受けるのかを明確にして意識しておきましょう。

 

 

 

ポイント2)形式と内容を理解する


次に、模試のことをもっとよく知りましょう。模試には様々なタイプのものがあります。

 

<模試の種類>

マークシート模試、記述式模試

複数科目同時受検、個別科目受験 など

 

模試によって内容が異なります。また、全国規模の模試だったり、都道府県単位で実施しているものなど、その規模も様々です。それぞれに長所や短所があるので、自分が模試を受ける目的に合った模試を受けましょう。また、模試の形式や内容をしっかり理解しておくことで、当日に慌てることなく、正確な自分の実力を出すことにもつながります。

 

 

ポイント3)模試に向けて勉強する


 

模試に向けて、

問題集や過去問を使って

しっかり準備・対策を!!

 

模試で実力を確かめるから、あえて勉強しない!!」なんて宣言した生徒もいましたが、違います(笑)みなさんは、自分の人生かかった大事な入試の前でも勉強しませんか??きっと最後の追い込みと言わんばかりに一生懸命取り組んでいるはず。だからこそ、それまでの外部模試でも同じようにギリギリまで一生懸命取り組んだうえでどこまでできているのかを確かめましょう。

 

 

ポイント4)当日の持ち物


模試当日の持ち物

・筆記用具  ・受験票

・時計  ・昼食  ・飲み物

試験によっても異なりますが、上記のようなものが持ち物として必要です。当日忘れ物などをすると、模試に集中できず、必要な結果が得られなくなります。忘れ物がないようにしっかり確認して準備しましょう。

 

 

ポイント5)緊張に慣れる


 

模試が近づくにつれて緊張するかもしれません。高校入試本番では、みんな初めてのことなので大なり小なり緊張はしてしまうものです。外部模試でも、初めてのこととなると、多少なりとも緊張してしまうかもしれませんが、それも大事な経験です!!

 

しかし、あまりにも緊張しすぎると実力を発揮できなくなってしまいます。

緊張してきたら、

・深呼吸をする

・軽いストレッチをする

・ポジティブなイメージを持つ  などなど

緊張をほぐす方法をいくつか知っておきましょう。緊張を経験することも大事ですが、それを乗り越えることを経験しておくことも重要です。

 

 

ポイント6)模試結果の分析


模試で最も重要なのはその結果をどう活かすかです。

・得点と順位を確認

・得意 / 苦手な科目 / 単元を確認

・間違えた問題の分析

 

必ず模試の結果を自分で分析しましょう。見た目の偏差値と合否判定だけ見て一喜一憂するだけではもったいない。自分の課題とこれからの計画にどう活かせるかをしっかり分析しましょう。

自分だけで分析が不安という場合は、学校や塾の先生に相談しましょう!!

 

 

ポイント7)学習に活かす


模試結果を分析できたら、その内容を自分の学習に反映させていきましょう。

 

・苦手科目 / 単元を重点的に学習

・間違えた問題を解きなおす

・学習計画の見直し

 

大切なのは、模試の結果をどのように自分の学習に活かすことができるかです。苦手と出た科目や単元は取り組む量や頻度を増やして対策することが必要です。また、今のペースでは志望校まで届かないのであればペースを上げていくことが必要ですので、様々な角度から分析し、学習計画の見直しも検討していきましょう。

 

 

まとめ


中学3年生にとって初めての外部模試。緊張したり、うまく結果が出せなかったりすることもあるでしょう。しかし、「うまくいかなかった」という経験も非常に重要です。うまくいかなかったことを次回までに改善できれば確実にレベルアップできます。

しかし、今回紹介したポイントを参考に、しっかりと準備をすることで、さらに効果的に学習をレベルアップさせることができます。

1)目的を明確にする

2)形式と内容を理解する

3)模試に向けて勉強する

4)当日の持ち物

5)緊張に慣れる

6)模試結果の分析

7)学習に活かす

ぜひ、参考にしてみてください。

外部模試を有効活用して、志望校合格を目指しましょう!!

 

 


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