正しい勉強法で効率よく学ぶ

国語は「なんとなく読んで解く」では成果が出ません。基礎知識の定着と、解答の型を理解することがポイントです。春休みや長期休暇を利用して、しっかりと復習計画を立てましょう。

読解力を高める3つのステップ

• １．主旨・テーマを把握する
  　文章全体の「何が言いたいのか（テーマ）」を捉える練習をしましょう。段落ごとの要点を整理し、筆者の主張を理解することで正答率が向上します。

• ２．接続詞・指示語に注目する
  　「しかし」「つまり」「そのため」などの論理展開を示す接続詞を意識して読むことで、文章の流れが見えてきます。また、「これ」「それ」といった指示語が指す内容を把握することで、筆者の意図を明確に捉えられます。

• ３．問題文を先に読むクセをつける
  　問題文を先に読むことで、どの部分に注目して読むべきかが分かります。これにより、無駄読みを防ぎ、重要ポイントを意識しながら読み進められます。

古文・漢文の読解で押さえたい3つのポイント

• １．古文単語・文法をマスターする
  　古文は「助動詞・敬語表現・係り結び」などの文法ルールを正確に理解する必要があります。また、古文特有の単語の意味を覚え、文章中で使われる慣用句の意味にも慣れておくことが大切です。

• ２．漢文の句形と返り点の理解
  　漢文は**「レ点」「一二点」などの返り点や句形のルール**を正しく読み取ることが必須です。「置き字」「再読文字」など、文法の型をマスターしておくことで、素早く正確な読解ができます。

• ３．内容を現代語訳するクセをつける
  　古文・漢文ともに、現代語訳をイメージしながら読むことで、内容の流れを把握しやすくなります。意訳だけでなく、正確な文法知識に基づいた訳を意識することが大切です。

選択問題でミスを防ぐ3つのコツ

• １．設問のキーワードに注目する
  　設問で「最も適切」「正しいものを選べ」など、どの視点で答えるべきかを明確に理解しましょう。キーワードを意識することで、選択肢の絞り込みがスムーズになります。

• ２．消去法を活用して不正解を省く
  　正解がすぐに分からない場合は、誤りのある選択肢を除外することで正答率がアップします。「極端すぎる表現」「本文の趣旨とズレている選択肢」は外すのがポイントです。

• ３．本文中の根拠を見つけて確認する
  　選択肢を選ぶ際は、本文のどの部分に根拠があるかを確認して、選んだ理由を自分の中で整理する習慣をつけましょう。

記述問題で高得点を狙うポイント

• １．設問の条件を確認する
  　「〇〇字以内」「具体例を含めて答える」などの指示文に忠実に答えることが大切です。条件を無視すると、減点対象になるので注意しましょう。

• ２．要点を整理して簡潔に書く
  　記述問題は**「誰が・何を・なぜ・どうした」**という構造を意識して、無駄なくまとめると減点を防げます。

• ３．文末表現・敬語にも注意する
  　文末の語尾や敬語の使い方にも気を配り、正しい日本語で記述することを心がけましょう。

毎日の積み重ねが結果を生む

✅ 毎日10分の音読・要約練習を続ける
✅ 模試・過去問で実戦力を磨く
✅ 間違えた問題は必ず解き直し、原因を分析する

このように「インプット」と「アウトプット」を繰り返すことで、国語力は着実に向上します。