高校生必見!現代文・古文・漢文を完全にマスターする勉強法

 


現代文・古文・漢文、すべてが得点源になる!


「国語はセンスでしょ?」

「何を勉強すればいいのかわからない…」

そんな悩みを持つ高校生は少なくありません。特に定期テストや模試・入試では、対策の仕方が曖昧になりがちで、なんとなく「読むだけ」で終わってしまうことも多いのではないでしょうか?

しかし実際は、国語こそ“勉強すれば点が取れる”科目です。

現代文には論理構造のパターンがあり、古文は文法と単語で決まります。漢文も句形と返り点を理解すれば、数学よりもスピーディーに問題が解けるようになります。

また、共通テストや私立大入試では、現代文・古文・漢文が複合して出題されることが多く、バランスよく力をつけることが必須です。語彙・漢字・文法・句形などの知識問題は繰り返しで確実に得点につながり、実践問題では「根拠ある解答」を意識することで、記述問題にも強くなります。

このコラムでは、高校国語の3分野を効率よく勉強するための方法を6章にわけて解説します。

定期テストでの点数アップから、

大学入試での合格力までつなげる

“本当に使える国語力”を身につけていきましょう!


 

 

 

第1章:高校国語は得点しやすい!

定期テストで点を取るために知っておくべきこと

高校の定期テストで、「国語は勉強しても点が伸びにくい」と感じていませんか?しかし実際は、国語は“出題傾向が安定していて、対策がしやすい科目”です。ポイントを押さえれば、確実に得点アップが見込める分野なのです。

出題パターンが決まっている=対策しやすい!

現代文であれば、「説明文」や「小説」が出題され、問われる内容は「内容説明」「言い換え」「理由説明」「適語補充」などが中心です。

古文や漢文では、文法・語句・主語の特定・内容理解が基本。毎回ゼロから読む必要はなく、出題パターンを理解していれば対応が可能です。

現代文:テクニックより「論理」に注目

現代文は“センス”ではなく“論理力”が問われる教科です。

段落のつながりを確認し、指示語(これ・それ)や接続語(しかし・だから)を手がかりに、「筆者の主張」と「その根拠」を押さえるだけでも正答率は大きく上がります。

【ポイント】

  • 「なぜ?」と問われたら、「〜から」「〜ため」と答える癖をつける
  • 接続語と指示語にマークすることで、文脈が明確

古文・漢文:覚えたら点になる!

古文単語・助動詞・漢文句形など、知識問題は“覚えた分だけ点になる”のが国語の特徴です。

現代文のように文章全体の読解が必要な場合もありますが、基本的には文法と語彙のインプットで正答に近づく設問が多く、「暗記した人が勝つ」と言っても過言ではありません。

教科書・ワーク・プリントの確認を

定期テストでは、授業で扱った本文・文法・漢字がそのまま出題されることが多いです。
学校のワーク・ノート・配布されたプリントをしっかり見直すだけで、点数アップにつながります。

まとめ

高校の国語は、「どこが出るか」「何が問われるか」が非常に明確な科目です。現代文は論理の読み取り、古文・漢文は文法と単語、そして学校教材の見直し。この3つの視点を持って学習に取り組むだけで、国語が“なんとなく”から“確実に点が取れる”科目へと変わっていきます。

 


第2章:現代文は「読める」から「解ける」へ

論理構造を読み取って正答率を上げる方法

「現代文は読めるのに、なぜか点が取れない」
そんな悩みを持つ高校生は少なくありません。実は現代文は、感覚で読む教科ではなく、論理的に構造を読み取る訓練が必要な科目です。この章では、現代文の読解で正解に近づくための“読み方”の基本を解説します。

接続語と指示語に注目せよ

文章の論理構造を理解するうえで最も重要なのが、接続語と指示語です。

  • 接続語:筆者の主張がどう展開されるかを示す
        → 逆接(しかし・だが)、因果(だから・そのため)に注目
  • 指示語:「これ・それ・そのような」などは、直前の内容を指す

これらに印をつけながら読むことで、筆者の言いたいこと(主張)とその根拠が見えるようになります。

段落ごとの役割をつかむ

現代文の文章には必ず「流れ」があります。

  • 第1段落:問題提起
  • 中盤:具体例や反論
  • 終盤:まとめや結論

この構成を意識して読むことで、「今どこを読んでいるのか」「何を主張しているのか」が明確になります。

選択肢は「消去法」で攻める!

現代文の問題では、すべての選択肢を読むことが鉄則です。

「本文に書いていない」「極端な表現(決して〜、必ず〜)」が含まれているものは不正解の可能性大。

→ 自信がなくても、消去法で「それっぽい正解」に近づくことができます。

記述問題のポイントは「構文」と「根拠」

記述では、「理由」や「内容説明」などが問われます。

その際は、

  • 文末を「〜から」「〜ため」などでまとめる
  • 本文中のキーワードを含めて根拠を明確にする

この2つを意識するだけで、部分点を確実に取れる答案が書けるようになります。

まとめ

現代文で安定して得点するためには、

  • 接続語・指示語のマーク
  • 段落構成の理解
  • 選択肢の消去法
  • 記述の構文パターン化

といった論理的な読み方が欠かせません。「読めているのに解けない」状態を抜け出し、「読めるからこそ正しく答えられる」状態を目指して、読み方の型を身につけましょう。

 


第3章:古文は「暗記」と「音読」が命!

単語・文法・敬語を効率よく覚える方法

「古文は読みにくい」「何を言っているのか全然わからない…」
そう感じる原因の多くは、単語と文法の知識不足にあります。古文は現代語と語順も語彙も異なりますが、逆に言えば「知識さえあれば読めるようになる」科目。つまり、覚えた分だけ確実に得点につながる、非常にコスパの良い教科です。

単語は「多義語」と「現代語との違い」に注意!

古文単語には、1つの単語に複数の意味があるものが多く、現代語とは異なる意味を持つこともあります。

【例】

  • あはれ(しみじみとした情趣、かわいそう)
  • いみじ(たいへん、ひどい、すばらしい)

→ 文脈に応じて意味を判断する力も必要なので、ただの暗記ではなく、例文ごと覚えるのが効果的です。

文法は「助動詞」と「活用」が最重要!

古文の読解において最も頻出であり、最も重要なのが「助動詞」です。中でも「けり・つ・ぬ・たり・り」などの完了、「む・むず」の推量、「べし」の当然・可能などはテスト常連。

【ポイント】

  • 活用表は繰り返し音読して暗記
  • 「意味」「接続」「活用の型」をセットで覚える

→ 形式に慣れることで、文構造の把握が一気にスムーズになります。

敬語表現も頻出ポイント

古文では敬語表現が頻繁に登場します。尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い分けができると、主語が誰かを見抜くヒントにもなります

【例】

  • たまふ(尊敬)
  • まゐる(謙譲)
  • 侍り(丁寧)

→ 主語の特定問題では、敬語がカギを握ります!

音読で「文体」に慣れる

古文は“リズム”が大切。音読することで語順や語感に慣れ、文構造が頭に入りやすくなります。

【おすすめ練習法】

  • 同じ文章を3回以上音読
  • 教科書や問題集の例文を繰り返し読む
  • 「訳しながら読む」→「スラスラ読む」に段階的に進める

まとめ

古文は「読めない」のではなく、「知らないだけ」

単語・文法・敬語といった知識を確実に覚えることで、読解力が自然と身につきます。

そして何より効果的なのが音読。目・口・耳をフル活用しながら、古文のリズムに慣れることが、理解の近道です。

 

 


 

 

 

 

第4章:漢文は「型」で解ける!」

句形と返り点をおさえてスピード読解!

「漢文って漢字ばかりで難しそう…」「読み方がわからない」
そんなふうに苦手意識を持たれやすい漢文ですが、実は最も“パターン化された勉強がしやすい”分野です。漢文は出題される文法(句形)や読み方(返り点)がほぼ決まっており、覚えることも明確です。
この章では、漢文を“型で解く”ための勉強法を紹介します。

漢文攻略のカギは「基本句形」

漢文では特定の句形が繰り返し出題されます。これを丸ごと覚えることで、読解が一気にラクになります。

【頻出句形の例】

  • 使役形:「使A〜(Aをして〜せしむ)」
  • 受け身形:「Aに〜せらる」
  • 否定形:「〜ず」「〜にあらず」
  • 疑問形:「〜や・〜か」→ 文末が「か・や」になっていたら疑問

句形は“構文+意味+訳”をセットで覚える

返り点を読み解く

漢文では、日本語の語順に合わせるための記号(返り点)が使われます。これを正しく読めれば、文全体の意味が自然とつかめます。

【主な返り点の種類】

  • 一二点:「レ」「一二」などで順番を逆にする
  • 上下点:「上下」で挟み込みを表す
  • 句読点:「、」「。」は日本語とほぼ同様

→ 漢文の語順ルールに従えば、すぐに読み下せます!

漢字の意味は現代語とリンク

漢文に出てくる漢字は、現代の漢字と意味が近いことが多く、読み方さえわかれば内容理解はしやすいです。

【例】

  • 忠(まごころ)・信(信じる)・義(ただしい)
    → 四字熟語などでなじみのある語が多い!

→ 訳すときは文全体の意味を通すことが大切。

書き下し文に強くなる練習法

漢文のテストでは、「書き下し文を完成させなさい」「現代語訳をしなさい」といった問題が中心です。

【練習法】

  • 句形+返り点の読みを組み合わせて何度も練習
  • 教科書や問題集の例文を音読・書写
  • 意味と読みを1セットで反復

ここにタイトル

漢文は、句形と返り点を押さえることで、「読む技術」が身につく教科です。

出題パターンも限られているため、覚えれば解ける、努力が成果に直結するのが魅力。

苦手意識を持つ前に、「これは文法の問題だ」と割り切って、型と手順を身につけましょう。

 


第5章:国語の基礎力は“語彙力”で決まる!

単語・漢字・文法の暗記を効率化するコツ

「読めるけど意味がわからない…」

「なんとなく文章は読めている気がするのに、選択肢を間違える」

こうした“読解ミス”の原因の多くは、語彙力の不足にあります。国語の読解・記述・選択問題で安定して得点するには、単語・漢字・文法といった土台の力が必要です。

この章では、現代文・古文・漢文すべてに共通する「語彙力」の鍛え方を解説します。

現代文:抽象語・評論語の理解がカギ

現代文では、「具体」と「抽象」の読み分けが重要です。特に評論文では、抽象的な語句の意味を知らないと、文章の論理構造が見えてきません

【例】

  • 主観/客観
  • 相対/絶対
  • 一義的/多義的
  • 普遍/個別

→ 日常では使わない語も多いため、例文つきの語彙集で“使われ方”ごと覚えるのがコツ!

古文・漢文:単語帳と文法の反復が基本

古文単語・助動詞・敬語、漢文句形・語彙などは、「知っている」だけで点が取れる暗記分野です。

【効率的な暗記法】

  • スキマ時間に1日10語
  • 音読→意味確認→声に出して反復
  • 同じ単語を1日3回、3日間で定着(分散学習)

→ 特に活用表や敬語表現は、視覚・聴覚・書く手を組み合わせたマルチ記憶法が効果的!

漢字は“書ける”より“読める”を重視

現代文では「読み」が出題されることが多く、読解文の中で意味を問う設問も増えています。

【例】

  • 謙虚・普及・漠然・端的・形骸化…

漢字は「意味を含めて読めるように」覚えるのがポイント!
→ 問題集は書き取りだけでなく、“四字熟語”や“慣用表現”を絡めて学ぶと定着しやすい

暗記は“短く・毎日・反復”が最強

【暗記の鉄則】

  • 毎日少しずつ(10分×3セットなど)
  • アプリやカードで「ながら学習」
  • 間違えたものだけまとめ直して重点復習

→ 暗記は“まとめてドカン”より“少しずつ何度も”が効率的

まとめ

国語力の土台は、語彙・漢字・文法といった「知識の蓄積」にあります。これは一朝一夕では身につかないからこそ、毎日の小さな積み重ねが大きな差につながります。

読解の実力を底上げし、テストや入試での失点を防ぐためにも、「覚えるべきものを、正しく、繰り返す」習慣を今から始めましょう。


第6章:実践力が合否を分ける!

入試・模試で得点を伸ばす“解答力”の鍛え方

語彙や文法の基礎をしっかり固めたら、次に必要なのは「実践力」=得点につなげる解答力です。
知識があっても、実際の問題で正しく使えなければ意味がありません。入試本番や模試で得点を伸ばすには、「問題に慣れる」「解答の型を持つ」「時間内に解き切る」この3つが鍵になります。

過去問・予想問題を活用せよ!

最も効果的な演習法は、過去問・予想問題で本番に近い形で解くこと

内容理解だけでなく、設問のパターン、選択肢のクセ、記述の字数制限など、「実際に出る形式」で訓練することで、本番で焦らず対応できるようになります。

【おすすめ演習の流れ】

  1. 時間を測って本番と同じ条件で解く
  2. 間違えた問題は解説を丁寧に読み、なぜ間違えたかを分析
  3. 解答の根拠を本文中から探して書き出す

記述問題は“構文+根拠”で勝負

入試や模試で差がつくのが記述問題。「内容説明」「理由説明」「心情説明」など、出題形式に応じて構文(文の型)をストックしておくと、迷わず書き始めることができます。

【例】

  • 内容説明:〜ということ
  • 理由説明:〜だから
  • 心情説明:〜と考えたため

→ 本文中のキーワードを使い、「〜から」「〜ため」と因果関係でまとめるのが高得点のコツ。

解き直しと振り返りが実力を伸ばす

1回問題を解いただけでは効果は限定的。「できなかった問題を、次は正解できるようにする」ことが実力向上の核心です。

【効果的な復習法】

  • 間違えた選択肢はなぜ不正解かを言語化
  • 正解の根拠を本文から線引き+要約
  • 間違いノートを作り、定期的に見返す

→ 解いたあとの「質の高い振り返り」が、次の得点を生みます。

まとめ

実力を入試本番で発揮するには、知識のインプットと同じくらい、アウトプットの精度と慣れが重要です。形式に慣れ、解答の型を身につけ、自分のミスを分析・修正する習慣を持てば、確実に得点力は上がります。

「わかる」から「できる」へ。その最後のステップを乗り越えたとき、国語はあなたの“武器”になります。

 


“なんとなく国語”を卒業しよう


国語は、「なんとなく読む」「センスが必要」と誤解されがちな教科ですが、実際は明確な対策が可能な“努力が報われる教科”です。現代文では論理構造の把握、古文では単語と文法の暗記、漢文では句形と返り点の理解がすべての土台になります。

本コラムでは、6章にわたり、国語の定期テスト・入試対策に向けた学習法を体系的にご紹介しました。まずは、テストで出やすいポイントに絞って学ぶことで、短期間でも成果が見込めます。そして、実践問題に繰り返し取り組みながら「解ける自分」を積み重ねていけば、国語に対する苦手意識はきっと払拭できるはずです。

また、知識だけでなく、自分の言葉で根拠を説明できる力=記述力を鍛えることも、大学入試や将来の表現力に直結する重要なスキルです。語彙力を増やす。文法に慣れる。文章構造を見抜く。地道に見えて、これらの力は確実に積み重なっていきます。

これから国語を本格的に伸ばしたい人も、

今まで何となく勉強していた人も、

今日から「正しいやり方」で学び直してみませんか?

国語は、あなたが思っている以上に、伸ばせる科目です。

 

 


 

 

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