高校入試を控える受験生 / 英語を得意にしたい中学生 「英作文の書き方」

 

高校入試でも出題が増えている「自由英作文」「条件英作文」。普段の文法学習だけでは対応できません。英作文は、日本語を英語にするといった英訳問題とは違った難しさがあります。

しかし、コツさえつかみ、対策していけば必ずできるようになります。今回は「英作文の書き方」として簡潔にまとめていきます。入試でも頻出ですので、合格をつかみたい方!また、英語を得意にし高得点を狙いたい方は参考にしてください。

 

英作文に必要なチカラ


まずは、「英作文」という問題の特徴を知りましょう。

「英作文」の特徴

自分で書く内容を考える

英語のみで伝える

単語数などの条件に注意

英作文ができるようにするためには、この特徴を知り、クリアしていかなければなりません。それをクリアするために、

 

 

1)自分で書く内容を考える

→ 自由に書く内容を考える創造力

2)3)英語のみで伝える、単語数などの条件に注意

→ 条件に合わせて表現できる文法力+語彙力

 

これらのチカラが必要となります。それぞれについてもう少し詳細にお伝えしていきます。

 

 

 

書く内容を工夫しよう


「自由英作文」にしても「条件付き英作文」にしても、テーマが与えられます。まずは、そのテーマに対して何を書くのかを考える必要があります。書く内容が決まらなければ始まらないので、まずは難しく考えず、日本語で考えましょう。

 

英作文でつまづく生徒の多くは、この自分で考えた内容を英訳するのに苦戦してしまいます。英作文でしっかり得点できるようするためには、書く内容を工夫する必要があります。書く内容を決めたとしても、「単語がわからない」「表現(文法)がわからない」では意味がありません。

 

英作文では何を書くかはある程度自由です。日本語で考える際に、英語で表現することを念頭に置いて、考えていきましょう!つまり、

書く内容を自分の知っている単語・表現に合わせて変える

ことが重要です。

 

 

また、高校入試における英作文問題にはある程度のパターンがあります。過去問の演習などからそのパターンと傾向を知り、対策しておくことでグッと得点の可能性が上がります。

 

これを聞かれたらこう答えるというものを先に考えておくことができます。例えば、自己紹介や好きなことを聞かれたら、 → 英語学習のことを書く!! のように大まかに決めておくだけでも進み具合が変わります。そして、書く内容に必要な英単語や表現は重点的に暗記しておけば問題ありません!!

 

 

 

表現の仕方を工夫しよう


自分が知っている単語や文法に合わせて、書く内容を決めたとしても、問題文の条件で、ある程度文章量が必要になったり、指定の表現が必要になったりということはあります。

文章を書きながらの工夫も必要になります。この際のポイントを2つ。

 

表現の工夫1

複数表現で単語数の条件に合わせる

問題の条件で「〇単語以上」「〇単語以内」のような単語数の制限が与えられる場合があります。書く内容が決まっていて、英文にできてもこの条件にあてはまらなければ得点につながりません。

 

そこで条件に合わせて、柔軟に表現を変えられるようにしていきましょう。

 

例えば、「~できる」は、「can ~」「be able to ~」のように語彙数を変えて表現できます。こうやって、条件にあてはまるように変更できる「言い換え」をたくさん覚えておくと便利です!

 

表現の工夫2

かみ砕いて別の表現にしてみる

テーマに合わせて文章を書く場合、どうしても必要な表現が出てきます。それを知っていれば問題ありませんが、知らない場合はどうすればいいでしょうか?

そういった場合には、その日本語自体を別の表現に変換していってみましょう。

 

例えば、「~に興味がある」と書きたい場合、「be interested in ~」を知っていればOKです。覚えていない場合は、「興味がある」→「好き」と変換してみて、「like」で表現してみるといった感じです。

特に難しい言葉・表現いついては、そのまま英訳することが難しくなる場合も多々あります。そこをどんどんかみ砕いて、別の表現に変換することで、自分の知識で表現することができるようになります!

 

+ワンポイント

先に紹介したように、高校入試においては出題のパターンがあります。そこでよく使える便利な表現は覚えておくようにしましょう。

 

【For example(たとえば)】

具体例をあげるときに使えます。英作文において、自分の主張を述べた後に、具体例を追加する流れは非常に多いので、覚えておいて損はない熟語となります。

また、文章数を増やすことにも使えます。

・使用例
I like flowers.For example,I like roses.

(私は花が好きです。たとえば、バラが好きです。)

 

【This is because(それは〜だからです)】

理由を述べるときに使えます。自分の主張を述べた後に、理由を付け加えるのは一番多いパターンとも言えます。

・使用例
I want to be a baseball player.This is because I like baseball very much.

(僕は野球選手になりたい。それは僕は野球が大好きだからです。)

 

他にも便利な表現はたくさんあるので、過去問などの傾向からしっかり自分の引き出しにいれていきましょう!!

 

 

 

英文らしい構成を知ろう


高校入試でもそうですが、ほとんどの英作の問題では、一文だけということはありません、二つ以上の文章でテーマに合わせて、書く必要があります。

この時、一つひとつの文章がしっかり書けていることも重要ですが、もう少し視野を広げて全体の流れやバランスを考慮して書くことができればよりよくなります。

 

「英語らしい」自然な構成としては、

 

1)テーマに対する自分の意見

2)一文目に続く内容(具体例、理由など)

 

となります。

 

まずは、この基本の形をイメージして文章を書くようにしましょう。一文目でテーマに対する自分の主張などの言いたいことを明確に表現しましょう。二文目以降で、一文目に書いた自分の主張に対する理由や具体例などを並べていきましょう。

 

 

 

いかがでしょうか?今回は、英作文の書き方を簡単にご紹介しました。入試問題など、様々なパターンで練習してみましょう。

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