中学生の国語が伸びる!<文法・読解>を得点源にする勉強法

「国語はセンスで決まる」とよく言われます。
しかし実際には、国語ほど“正しい勉強法”によって劇的に伸びる科目はありません。特に中学生の国語は、文法・読解・語彙といった構成がはっきりしており、1つひとつの理解を積み上げれば、定期テストや高校入試で安定して点が取れるようになります。
ところが多くの中学生は、数学や英語のような「解き方」「覚え方」が見えにくいことから、つい自己流で勉強してしまい、成績が上がりにくいまま悩んでしまいます。
まず押さえておきたいのは、国語が「暗記科目」でも「感性の科目」でもなく、“正しく読めば解ける科目”であるという点です。特に文法は、ルールを理解し例文で確認し、問題演習で整理するだけで、短期間で一気に点数が伸びやすい単元です。また、読解問題は文章量やテーマに圧倒されがちですが、構造をつかむコツさえ覚えてしまえば、誰でも安定して得点できるようになります。
さらに、高校入試では説明的文章・物語文・古文・文法がバランス良く出題されますが、そのどれもが中学内容の延長線上で対策可能です。
つまり、日々の学習とテスト前の対策を正しい方法で行えば、国語は確実に得点源になる科目なのです。
本コラムでは、次の6章構成で「国語を伸ばす最短ルート」を紹介します。
- ● 国語が伸びない原因の分析
- ● 文法を得点源に変えるポイント
- ● 読解の手順とコツ
- ● 定期テストで点を取る勉強法
- ● 高校入試対策の具体的ステップ
- ● 今日からできる習慣化のコツ
- 「読むのが苦手」
- 「文法が覚えられない」
- 「テストで点数が安定しない」
第1章:国語の成績が伸びない理由
「国語はセンスだ」
「文章をたくさん読めば伸びる」
といった言葉を耳にしたことがある中学生は多いはずです。しかし、これらは半分正しく、半分は誤解です。実際に国語は“積み上げ型の学習”が非常に効果のある科目であり、正しい勉強方法を身につければ、誰でも確実に点数が伸びていきます。
この章では、国語の成績が伸び悩む理由を明らかにしつつ、中学生がやりがちな勉強の落とし穴と、その改善ポイントを解説します。
「国語はセンス」の誤解
「国語は勉強しても伸びない」
「読書好きじゃないと点が取れない」
というイメージは、根強く残っています。しかし実際には、国語の成績は“読み方の技術”が身につけば大きく変わります。特に、説明文や物語文は文章の構造が決まっており、読み方にも一定の手順があります。
また文法分野は、英語や数学と同じく“ルールを覚えれば確実に点が取れる”典型的な積み上げ型の単元です。文法が苦手な生徒は、たいてい「分類の仕方」や「例文での使われ方」が曖昧なまま暗記しようとしてしまっています。逆に言えば、仕組みを理解すれば成績は一気に安定します。
国語は“積み上げ型”の科目である理由
国語は一見、直感的で曖昧に見えますが、実際は
「文法 → 語彙 → 読解」
というように、理解が積み上がるほど読み解く力が強くなる科目です。たとえば、品詞がわかると文中の役割が理解しやすくなり、それが読解の根拠づくりにつながります。
読解においても、文章構造のパターン(対比・因果・具体例など)を知っているかどうかで、正解率が大きく変わります。こうした“読み方の型”を覚えるだけでも、点数が安定してくるのです。

成績が伸びない生徒に共通する「間違った学習パターン」
国語が苦手な生徒には、共通して次の3つの誤解があります。
1. なんとなく読む
問題文をただ読み流してしまい、「文章の構造」「筆者の主張」「心情の根拠」を把握できていない状態です。読解は“根拠を探す作業”であり、ただ読むだけでは点は取れません。
2. 文法を暗記だけで終わらせる
「用言の活用」「助詞・助動詞」などを丸暗記しようとして挫折するパターンです。本来は、分類と例文で理解すれば短時間で覚えられます。
3. 読書だけで点が取れると思っている
読書は語彙力や文章への抵抗感を減らす効果がありますが、“入試の問題を解く力”とは別物です。読解問題では文章構造をどう読み取るかが鍵であり、技術の習得が必要です。

次章からは、文法・読解のそれぞれについて、具体的な勉強方法と得点につながる考え方を詳しく解説していきます。
第2章:中学国語の基礎
文法を得点源に変える「最重要ポイント」
中学生が国語の点数を最短で伸ばしたいなら、まず着手すべきなのは「文法」です。
文法はルールが明確で、覚えるべき範囲も限られており、適切な流れで学習すれば短期間で得点化しやすい単元です。しかも定期テストだけでなく、高校入試でも安定して出題されるため、文法をしっかり理解しておくことは“国語全体の底上げ”につながります。
この章では、中学文法で必ず押さえるべき項目と、その効率的な学び方を解説します。
文法が最速で点につながる理由
国語の問題の中でも、文法は「知っているか・知らないか」がそのまま得点に直結します。読解問題のように文章量に左右されたり、時間が足りなくなってしまう心配もありません。
さらに、品詞・活用・敬語などは“分類の仕方”が理解できれば、どんな問題でも応用がききます。つまり、いったん整理して理解してしまえば、テストでも入試でも確実に得点源になるのです。

中学文法で必ず押さえるべきテーマ
● 1. 品詞(用言・体言・副詞・連体詞・接続詞など)
品詞は文法の土台です。特に中学生がつまずきやすいのは、用言(動詞・形容詞・形容動詞)とその他の自立語・付属語の識別です。品詞ごとの「性質」と「文中での働き」をセットで理解することが重要です。
● 2. 用言の活用(活用形・活用の種類)
動詞の五段活用・上一段活用などの区別、形容詞の「〜く」「〜かった」などの活用形は、出題頻度が非常に高い分野です。活用は「語幹+活用語尾」で分けると理解しやすく、例文を通して整理すると定着します。
● 3. 敬語(尊敬語・謙譲語・丁寧語)
敬語は暗記だけでなく、「誰が誰に向かって述べているか」を考えるとスムーズに判断できます。特に入試では、敬語表現の誤用・適切な置き換えがよく出ます。
● 4. 単語の識別(自立語・付属語、助詞・助動詞など)
「〜て」「〜に」「〜は」などの助詞は、意味や働きの違いが理解できているかどうかがポイントです。助動詞では「〜れる・〜られる」「〜ない」「〜ようだ」など、意味が複数あるものに注意が必要です。
文法を覚えるときの黄金ルール
文法は「暗記科目」だと誤解されがちですが、実際は“分類”の科目です。以下の流れで学ぶと、効率的に頭に定着します。
● 1. 定義を確認する
例:形容詞
=「ものごとの性質や状態を表し、活用し、語尾が『〜い』で終わる」
まずは“基準”を理解するところから始めます。
● 2. 例文で使われ方を確認する
例文の中で品詞や活用を見つけながら、「なぜその分類になるのか」を考えることで深く理解できます。
● 3. 問題演習で整理する
実際の問題に触れることで、知識が「使える状態」に変わります。特に学校のワークを3周するのが最も効果的です。
テスト・入試で落としやすいポイント
文法は得点源にしやすい一方で、次のような“ひっかけ”に注意が必要です。
-
動詞の活用種類を語尾だけで判断してしまう
例:「見る」=上一段、「着る」も上一段だが、混乱しやすい。 -
助詞・助動詞の働きを取り違える
「は・が」「に・へ」など意味が似ているものは要注意。 -
敬語で誰を高めているかを見誤る
主語と対象を整理する癖が大切。
次章では、この文法力を「読解力」にどのようにつなげていくか、文章の読み方の基礎を具体的に解説していきます。
第3章:読解力を伸ばすための基礎
「文章の読み方」を知れば点数は安定する
読解は「センスがある人だけが取れる問題」ではありません。実は、正しい“読み方の手順”を覚えれば、誰でも安定して点が取れるようになります。
この章では、説明的文章・物語文・古文の読み方の基本を整理し、選択肢問題の解き方までやさしくまとめていきます。
説明的文章の読み方 ― 構造で読む
説明的文章は、文章の“構造”を意識すると一気に理解しやすくなります。
① 筆者の主張をつかむ
主張は 段落の最後 に置かれやすく、「つまり」「要するに」などが合図になります。
② 例・具体的説明をチェック
例は「主張を補強するための材料」。“何を説明するための例なのか”と考えながら読むと意味がつかめます。
③ 対比・因果などの関係を見る
対比:A と B の違いを示す(しかし・一方で)
因果:原因 → 結果(だから・そのため)
文章はこれらの構造で成り立つことが多く、構造を意識すると文章全体の流れが理解しやすくなります。
物語文の読み方 ― 心情と場面変化をおさえる
物語文は感情の流れを読むのがポイントです。
① 心情を読み取るコツ
行動の変化
心情語(不安・戸惑う・うれしい など)
情景描写(空・光・天気などで感情が暗示される)
心情問題は「直前の出来事」を根拠にするのが鉄則です。
② 場面の変化
時間・場所・人物が変わるところでは、物語の意味も大きく動きます。段落の切れ目や情景の変化に注目すると読みやすくなります。
③ 登場人物の関係整理
- ・誰が誰にどう感じているか
- ・どんなズレや誤解があるのか
これを整理すると、対話文の問題が解きやすくなります。
古文の読み方 ― 文法と語彙で安定して点を取る
古文は現代文のように“内容を深く読む”ものではなく、文法+重要語の確認テスト のように割り切ると攻略しやすいです。
① 文法(助動詞・識別など)
助動詞の意味を暗記すると和訳の正答率が大幅に上がります。
② 重要語
「あはれ(しみじみと)」「いと(とても)」など、頻出語を押さえると内容が読めます。

選択肢問題の解き方 ― 消去法が最強
読解の選択肢は 正解を見つけるというより、「誤りを消す作業」です。
●選択肢でよくある誤り
書かれていない内容の追加
感情の読みすぎ(断定しすぎ)
一部は正しいが全体が誤り
選択肢を「どこが間違っているか」で検証することで、正答率が安定します。

「読んでいるのに理解できない」原因と改善方法
① 主語・述語が追えていない
文章の骨格である主語・述語のつながりが見えないと内容がボヤけます。
② 抽象語がイメージできていない
「文化」「価値観」など、抽象語が理解できないと話がつかめません。
③ 改善方法
段落ごとに「要点」を10〜20字でまとめる
抽象語を“自分の言葉”に置き換える
対比/因果/例示などを線で引いて整理する
読む前より“文章がスッキリ見える状態”を目指しましょう。
読解は「感覚」ではなく「方法」で解ける分野です。説明的文章では構造、物語文では心情と場面、古文では文法と語彙。それぞれ読むべきポイントが決まっています。
さらに
-
・選択肢は消去法
-
・内容が理解できない時は“要点整理”
といった手順を身につけることで、どんな文章でも安定して点が取れるようになります。
読解の基礎は一度身につけば長く使える力です。この章の方法を意識して練習すれば、確実に得点が伸びていきます。
第4章:定期テストで確実に点を取る!
分野別の具体的な勉強法
定期テストの国語は「どれだけ準備したか」が点数に大きく影響します。国語といえば“読解力”が中心と思われがちですが、実際には テスト範囲が明確に決まっており、対策すべきポイントもはっきりしている科目です。
この章では、
- 範囲の分析
- 教科書の使い方
- 文法・語句の勉強法
- 説明文・物語文・詩の読み方
- よく出る問題パターン
- 直前対策とテスト後の復習
を順番にまとめ、定期テストで確実に点を取るための“再現性のある勉強法”を紹介します。
テスト範囲の分析方法
勉強は「計画」で半分決まる
定期テストで高得点を取るには、まず範囲を正確に把握すること が最重要です。
分析ポイントは次の4つ:
1.教科書の該当ページ(物語文・説明文・詩)
2.文法単元(品詞/活用/敬語など)
3.語句・漢字(新出語句・熟語・類義語・対義語)
4.ワーク・プリントの範囲
範囲が広い場合でも、この4つを整理すると“何をどれだけやればいいか”が一目でわかるようになります。

教科書を使った効率的な勉強ステップ
国語の定期テストは 教科書本文の理解度で点数が決まる といっても過言ではありません。
おすすめの学習ステップは以下の通り:
① 本文の内容理解
段落ごとに「何が書かれているか」を10~20字で要約。
② 指示語・接続語に線を引く
“これ”“それ”“しかし”“だから”の役割を確認すると、文章の流れが理解しやすくなる。
③ 登場人物/筆者の主張を整理
物語文は心情の変化、説明文は主張と理由をまとめる。
④ 教科書の「問い」を解く
本文理解の確認として非常に有効。
新出漢字・語句の覚え方
ミスが減る“記憶法”
国語のテストで意外と差がつくのが 語句・漢字。しかし、単純な暗記だけでは定着しにくいものです。
おすすめの覚え方は以下:
① 漢字は「書くより使う」
書き取り練習よりも 例文に入れて覚える 方が圧倒的に定着しやすい。
② 語句は「意味→例文→対義語・類義語」
意味を覚えても使えないと点につながらないため、例文づくりが特に有効。
③ 一問一答アプリ・単語カード活用
スキマ時間で“反復”することで確実に覚えられる。
文法範囲の復習
点数に直結する効率的なやり方
文法は 練習量=点数 の分野。「覚える → 分類する → 問題で確認」の3ステップが基本です。
① 品詞の分類練習
用言・体言・副詞・接続詞などの“判別練習”を繰り返す。
② 活用形・活用の種類は表で整理
語尾を見て決めるトレーニングを積むとスピードが上がる。
③ 敬語は「だれが」「だれに」がポイント
尊敬語・謙譲語・丁寧語を主語と対象で判断する習慣をつける。
説明文・物語文・詩の得点ポイント
▼説明文の得点ポイント
- 主張とその根拠を整理
- 接続語で話の流れをつかむ
- 図表がある場合は必ず確認(根拠になる)
▼物語文の得点ポイント
- 心情は“直前の出来事”を根拠にする
- セリフの背景にある感情を読む
- 場面の変化で心情が動きやすい
▼詩の得点ポイント
- キーワードの比喩を押さえる
- 感情語・情景語に注目
- 反復・倒置などの表現技法を見抜く
よく出る問題パターン
必ず押さえたい“頻出”
定期テストでは、毎回ほぼ同じ形の問題が出ます。
代表的なのは以下:
- 指示語(「これ」「そのため」などの内容)
- 接続語(逆接・順接・並列など)
- 登場人物の心情(根拠を本文から)
- 説明文の要点(筆者の主張と理由)
- 語句の意味・使い方
これらは教科書の本文を丁寧に読み込むことで確実に取れるようになります。
直前対策(前日〜当日)の進め方
【前日】
- 語句・漢字を総復習
- 文法の要点だけ確認
- 教科書本文の要点を読み返す
【当日】
- 新出語句の最終確認
- 難しい問題には手を出さず、得点しやすい“基本問題”を優先
- 深呼吸して落ち着くこと

定期テスト後の復習
成績が上がる人の行動
テスト後の復習で差がつきます。
特に大事なのは以下の3つ:
① 解けなかった問題の“原因分析”
- 語句の暗記不足
- 読解の根拠が不十分
- 文法の理解不足
など理由を必ず特定する。
② ノートへ「できなかった理由」を書く
間違いが次に活きるように。
③ 同じ形式の問題を追加で1〜2問解く
これをやる人は次のテストで本当に伸びます。
第5章:高校入試の国語で高得点を狙う
出題傾向と合格ラインの作り方
高校入試の国語は、一見すると「読解中心で点を取りにくい」と思われがちですが、実は 配点の構造が明確で、対策すべきポイントもはっきりしている科目 です。
多くの都道府県の入試では、
-
説明文(評論を含む)
-
物語文・随筆文
-
古文
-
語句・文法・漢字
の4分野が必ず出題されます。

特に、語句・文法・漢字は 短時間で確実に点が取れる“稼ぎどころ”。読解に比べて失点しにくく、受験生の合否を分ける重要な部分です。
この章では、高校入試の出題傾向から合格点をつくる方法、読解スピードの鍛え方、過去問の活用法まで、実際に成績を伸ばした受験生の勉強法をもとにまとめていきます。
高校入試の国語の特徴
配点構造を知れば勝てる
高校入試の国語には、次のような明確な特徴があります。
① 説明文・物語文・古文が必ず出る
どの都道府県でも、読解問題は 説明文+物語文(または随筆)+古文 の3本立てが基本です。この3ジャンルは、それぞれ問われるポイントが異なるため、事前に“型”を覚えることが重要です。
② 文法・語句・漢字の配点が大きい
語句・文法・漢字は、
- 作問がしやすい
- 明確に差がつく
という理由から、20〜30点程度 と意外に高い配点が設定されています。ここでミスをすると合格ラインから一気に離れてしまうため、まず最初に固めるべき分野です。
合格点に到達する受験対策のステップ
合格点を確保するには、次のステップで学習を進めるのが最も効率的です。
STEP①:文法と語句を固める(最優先)
品詞・活用・敬語・助詞・助動詞の識別など、頻出分野をまず確実に。語句も「意味 → 例文 → 類義語」の順で覚えると入試でも強い。
STEP②:説明文と物語文の読み方を定着させる
読解は、量より“型”が重要。
- 主張と理由
- 心情変化の根拠
- 段落要約
など、本文の構造を意識して読む練習をする。
STEP③:過去問で入試の“本番形式”に慣れる
過去問は、1〜2年分で形式把握、3〜5年分で実力UP が基本。解きっぱなしではなく、必ず「根拠」を確認する。

文章量が多くても焦らないための読解スピードの鍛え方
高校入試の国語は、文章量が定期テストの2倍近く になることがあります。焦って読むと理解が浅くなり、選択肢のミスにつながります。
そこでおすすめなのが次の3つ。
① 段落ごとに「要点」をつかむ練習
最初は1段落につき 20〜30字 で要点をメモする。これを続けると、“読むスピードと理解”が同時に上がる。
② 指示語・接続語に注目する
“これ”“しかし”“だから”など、文章の流れを決めるサインを追うことで、文章構造がすばやくつかめる。
③ 音読 → 黙読のセット練習
音読で意味をつかみ、その後改めて黙読すると理解が深まる。
短時間で読解力が上がるおすすめの方法。
入試で満点を狙える文法問題の解き方
文法は、最も点数を取りやすい“満点ゾーン”です。
満点を狙うコツは次の4つ。
① 品詞は“意味”ではなく“働き”で判定する
形だけで判断しようとするとミスが増える。文中での役割を見る習慣をつける。
② 活用形は語尾チェックを徹底
未然形・連用形などは語尾の形で判定できる。表を横に置きながら練習すると精度が上がる。
③ 敬語は「だれが」「だれに」で整理する
- 尊敬語(主語を高める)
- 謙譲語(対象を高める)
- 丁寧語(丁寧表現)
この3つを主語と目的語で判断。
④ 助詞・助動詞は“識別”が命
同じ語でも意味が変わることがあるため、例文で慣れておくと本番ミスが減る。

過去問の見直しで伸びる生徒・伸びない生徒の違い
過去問は「解く」よりも「見直す」時間の方が重要です。
伸びる生徒の特徴
- 根拠となる文を必ず探して線を引く
- なぜ正解なのか・なぜ不正解なのかを書き出す
- 間違えた分野をリスト化し、追加で1〜2問解く
伸びない生徒の特徴
- 点数だけを見て終わる
- 感覚で選んだ選択肢をそのまま流す
- 苦手が“曖昧なまま”次の問題へ
本番で点数を落とさないための時間配分術
高校入試では、正しい配分で問題を解くことが最大の武器になります。
おすすめの時間配分(例)
- 漢字・語句・文法 8〜10分
- 説明文 18〜20分
- 物語文 18〜20分
- 古文 10分
- 見直し 5分
※都道府県により多少前後
時間配分のコツ
- 語句・文法は“最初の満点ゾーン”として落とさない
- 説明文で時間がかかりすぎないよう注意
- 古文は「文法+重要語」だけで取れる問題が多い
- 残り5分は“選択肢の見直し専用”
高校入試の国語は、配点の構造が明確で、対策すべき分野もはっきりしています。特に、語句・漢字・文法で確実に得点し、読解を“型”で安定させること が合格点につながります。
さらに、過去問の分析・読解スピードの向上・本番の時間配分を押さえることで、60点台→80点台や、70点台→90点台へと短期間で成績が伸びることも珍しくありません。
受験国語は「正しいやり方を知れば必ず伸びる科目」です。
次の章では、勉強の効果を最大化するための学習スケジュールや、日々の学習習慣についてまとめていきます。
第6章:今日から実践できる!
国語力が伸びる習慣と勉強スケジュール
国語力を伸ばすうえで大切なのは、「特別な才能」や「長時間の勉強」ではありません。むしろ、毎日続けられる小さな習慣の積み重ねが、もっとも大きな差を生みます。語彙力・文法・読解力は、どれも少しずつ定着していく“積み上げ型”の力。だからこそ、今日から始められる短時間のルーティンが効果的なのです。
この章では、誰でも実践できる5分~15分の学習習慣、学年別の優先ポイント、保護者の方がサポートしやすい工夫、そして継続するためのモチベーション術まで、具体的に紹介します。高校入試を見据えた勉強にしたい中学生にも、基礎から固めたい生徒にも、確実に役立つ内容です。
毎日の「5分」で変わる国語の勉強
● 語彙トレーニング
語彙力は読解の基礎。毎日5分でよいので、「意味調べ → 例文作り」を継続しましょう。アプリでも紙でもOK。

● 読解の要点チェック
短いコラムや説明文の一部でいいので、「要点は何か?」をひとことメモ。内容を“まとめる”のではなく、“何について書かれた文章か”をつかむ習慣が重要です。
● 文法の例文確認
文法は「見た瞬間に判断できるか」が勝負。毎日1項目で「例文から分類する」練習を数問だけ行いましょう。
読書を点数アップにつなげる方法
ただ読むだけでは伸びない
読書は良い習慣ですが、“ただ読むだけ”ではテスト対策にはなりません。大事なのは、「読みながら考える」という姿勢です。
● 読書を学力に変える3つの視点
1)登場人物の気持ちが変わる場面をチェック
2)理由が書かれている語句に線を引く
3)読んだ後、感想ではなく「要点」を一文でまとめる
こうした“読み方の習慣”が、テストの物語文でもそのまま点につながります。
最低限やるべき勉強ルーティン
● 学校ワークの進め方
- ・テスト直前にまとめてやるのは逆効果
- ・授業が進んだら当日か翌日に1ページ復習
- ・間違えた問題に★印をつけておき、テスト前にそこだけ復習
● 定着のサイクル
- 1)授業でインプット
- 2)ワークでアウトプット
- 3)間違えた問題だけ再チェック
- 4)数日後に再度解き直し(忘却防止)
定期テストで点が安定する子は、このサイクルを自然に回しています。

学年別に優先すべき内容
● 中1
- ・語彙、文法(特に品詞・活用)
- ・読解の基礎
→ 基礎固めの年。ここで差がつく。
● 中2
- ・説明文の論理構造
- ・文法(助詞・助動詞・敬語)
→ 中3につながる重要単元が多い。
● 中3
- ・過去問演習
- ・古文の基礎固め
- ・文法総仕上げ
→ 高校入試を意識した“総合力”の完成期。
保護者がサポートしやすいポイント
国語は親が教えるのが難しい科目に見えますが、サポート方法は意外とシンプルです。
● 効果的な声かけ
- ・「今日覚えた言葉ひとつ教えて」
- ・「文章の内容をひとことで言うと?」
→ 勉強のハードルを下げつつ、思考整理の習慣を促す。
● 勉強管理は“量より習慣”
毎日5分でも続くほうが、大量にやるより有効です。
継続できるモチベーション術
● 目標設定
- 「次のテストで+10点」
- 「語彙30語覚える」
など短期間の目標が良い。
● 学習ログ
勉強した日だけ丸をつける「○×カレンダー」が効果的。
● 小さな成功体験の積み重ね
- ・文法のテストで満点
- ・語彙テストで全問正解
小さな達成が自信となり、継続につながります。

国語は「センス」や「感覚」で決まる科目だと思われがちですが、実際には正しい勉強法を積み重ねれば、誰でも確実に伸ばせる積み上げ型の科目です。
本コラムでは、文法・読解の基礎から、定期テスト、高校入試、本番で力を発揮するための学習習慣まで、国語力を伸ばすために必要なポイントを体系的に整理しました。
まず重要なのは、
「国語が苦手に見える理由の多くは“読み方”や“学び方”を知らないだけ」
という点です。
- なんとなく読む
- 文法を暗記で終わらせる
- 読書だけで点が伸びると思い込む
——そういった誤った学び方をしていると、頑張っても成果が出にくくなります。
逆に、文法を分類で理解し、文章を“構造”で読み、問題に対して根拠をもって答える習慣が身につけば、得点は驚くほど安定します。
また、中学国語の文法は最短で点数が伸びる分野であり、品詞・活用・敬語・助詞/助動詞など、覚えるべき項目が明確です。文法が安定すると、読解での判断力や古文の理解にもつながるため、国語の成績全体が底上げされます。
読解についても、
- 説明文は「主張・理由・具体例」、
- 物語文は「心情・理由・場面変化」
というように、手順を知れば誰でも読めるようになります。
- 語彙を1つ覚える
- 要点を一文でまとめる
- 文法の例文を確認する
——どれも数分でできることばかりです。こうした小さな積み上げは、数週間後、数か月後に必ず成果として現れます。学年によって優先すべき内容は異なりますが、どの学年であっても「基礎を確実にする」という姿勢が成績向上の土台になります。
もし今、
「国語が苦手」 「点数が安定しない」
と感じていても、安心してください。あなたに必要なのは“才能”ではなく、
正しいステップを少しずつ積み重ねること
だけです。
お子さまの学習にお悩みの保護者の方へ。

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読解は才能ではなく「手順」で解ける
読解問題は、文章をなんとなく読むのではなく、「文章の構造を見抜きながら読む」技術で解けるようになります。特に重要なのは次の3つです。
主張(筆者の言いたいこと)を見つける
例・具体が何の説明かを把握する
逆接(しかし・だがなど)で流れが変わる点を読む
読み方の手順を身につけると、文章の内容が筋道立てて理解できるようになり、点数が安定します。