【社会】気づいていましたか?中学生の社会の教科書はここが変わった!
こんにちは!
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です!
2021年に中学生の教科書は改訂がありました。「社会」もこれまでの教科書から大きな変化がありましたので、ここでまとめてご紹介します!!
教科書改訂の方針
まず、社会の教科書がどのような方針で今回改訂されたかの確認です。文部科学省の学習指導要領では、
社会的な見方・考え方を働かせ、課題を追究したり解決したりする活動 を通して、広い視野に立ち、グローバル化する国際社会に主体的に生きる 平和で民主的な国家及び社会の形成者に必要な公民としての資質・能力の 基礎を次のとおり育成することを目指す。
とあります。
この方針に合わせて、中学社会の教科書での大きな変化がありました。
・SDGsが盛りだくさん
・世界史がより充実
・資料掲載が増え、主体的に考えさせるコーナーの設置
などです。
よりグローバルな視点を身につけるため、世界史の内容が充実化され、単なる暗記にならないように様々なグラフや資料が追加され、それに対して自分の意見を考えさせることで主体性を育ませようという流れです。
また、昨今あちこちでピックアップされる【SDGs】は全教科で登場しますが、社会においては直結する内容と言うこともあり、特に多く触れることになります。
ここから、各分野ごとに詳細を簡潔にお伝えします。
教科書改訂のポイント【地理】
実は「地理」自体の学習時間はこれまでより減っています。2020年までは120時間ありましたが、2021年からは115時間に短縮されています。
また、大項目が再編されました。
「世界の様々な地域」
「日本の様々な地域」
「世界と日本の地域構成」
「世界の様々な地域」
「日本の様々な地域」
このように、これまで2部構成だったものが、3部構成に再編されています。この再編で、これまでとは違ったタイミングで学習する内容が出てきます。古い参考書や過去問では対応できない部分が出てきますので、注意しましょう!
教科書改訂のポイント【歴史】
先に述べたように、「歴史」では、「世界史」の内容がより充実されました。日本の歴史だけでなく、よりグローバルな見識の土台としての知識を身につける意味でもいくつかの単元が追加になっています。歴史の横のつながりを意識させるような構成になっています。
ギリシャ・ローマの文明
モンゴル帝国の拡大
アメリカの独立
フランスの革命 等
また、「歴史」の教科書の約半分が近現代の内容で構成されているのも大きな特徴です。
これらの変更により、学習時間も2020年までは130時間だったものが、2021年からは135時間と5時間増えています。
教科書改訂のポイント【公民】
「公民」については、学習時間はこれまで通りです。2020年まで同様、2021年以降も100時間となっています。
内容としては、より実社会を意識した内容が重要視されるようになりました。
急速な情報化社会への変化 → ICT関連用語の掲載
選挙権年齢の引き下げ → 選挙制度 など
また、「モノの消費」に関する内容も重要視されています。インターネットの普及で、モノの消費は様々な形が出てきています。日常の買い物について、「契約」がどういったものなのか、「クーリングオフ制度」などについても、しっかり取り上げられています。
全体を通してSDGsは盛りだくさん
今回の改訂で、これまでのような知識の習得だけでなく、多くの資料を通して自ら課題を発見し、解決方法を模索するという流れの学習が重要視されています。ここで取り扱う課題の一つとしてSDGsは、地理・歴史・公民の全てでしっかり取り上げられています。
SDGs(持続可能な開発目標)は、17の世界的目標、169の達成基準、232の指標からなる持続可能な開発のための国際的な開発目標。 2015年9月の国連総会で採択された『持続可能な開発のための2030アジェンダ』 に記述された2030年までの具体的指針
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