中学英語・人称代名詞 完全ガイド|定期テストで確実に点が取れる

英語の定期テストで、
- 「なんとなく意味はわかるのに点が取れない」
- 「英文は読めるのに文法問題で落とす」
という経験はありませんか。
その原因の一つとして、実は多くの中学生がつまずいているのが 「人称代名詞」 です。
I、you、he、she、it、they――。
どれも一度は見たことがあり、「知っている」と感じやすい単語ばかりですが、定期テストではこの“知っているはず”の人称代名詞が、思わぬ失点につながります。
- 主語に使うのか、目的語に使うのか。
- 名詞の前に置くのか、それとも単独で使うのか。
こうした細かなルールをあいまいなままにしていると、空所補充や並び替え、英作文で確実に点を落としてしまいます。
このコラムでは、そんな中学生のつまずきやすい人称代名詞について、
- ・主格
- ・目的格
- ・所有格
- ・所有代名詞
といった基本から、定期テストでよく出るポイントまでを、順番に・丁寧に解説していきます。
「暗記が苦手」「表を見ると混乱する」という人でも理解できるよう、できるだけ例文を使い、図解で整理しながら説明します。また、実際の定期テストでよく見られるミスや、出題されやすいパターンにも触れながら、「どうすれば確実に点が取れるのか」という視点でまとめています。
人称代名詞は、決して難しい単元ではありません。
正しく理解し、使い方を整理すれば、短期間でも得点源に変えられる分野です。
このコラムを通して、「なんとなく使っていた人称代名詞」を「自信を持って使える知識」に変えていきましょう。
目次
第1章 人称代名詞とは?
英語の定期テストを振り返ったとき、
- 「単語は覚えていたのに点が取れなかった」
- 「文法問題でよくミスをする」
という経験はないでしょうか。その原因として、多くの中学生が共通してつまずいているのが 人称代名詞 です。
I や you、he、she などの人称代名詞は、小学校や中学1年生の早い段階で学びます。そのため、「もう分かっている」「簡単な単元」という印象を持ちやすいのですが、実際の定期テストでは毎回のように出題され、失点の原因にもなりやすい要注意ポイントです。
まずは、人称代名詞がどんな役割を持ち、なぜ中学英語で重要なのかをしっかり整理していきましょう。
人称代名詞の基本的な役割とは?
人や物の名前(名詞)の代わりに使う言葉のことです。
たとえば、
Taro is a student. He likes English.
This is my bag. It is new.
このように、同じ名詞を何度も書かずに、代名詞で置き換えることで英文をスッキリさせます。英語では、文章の中で「誰が」「何が」話題になっているかをはっきりさせることがとても大切です。そのため、一度出てきた名詞を人称代名詞で受ける表現が頻繁に使われます。

なぜ人称代名詞は定期テストで頻出なのか
人称代名詞が定期テストでよく出る理由は、とてもシンプルです。
ほとんどすべての英文に関係するからです。
be動詞の文でも、一般動詞の文でも、主語・目的語・所有の表現には必ず人称代名詞が関わってきます。また、人称代名詞は「主格」「目的格」「所有格」など形が変わるため、理解があいまいだとミスが起きやすく、問題作成側から見ると「差がつきやすい単元」でもあります。

英語は「主語を必ず書く言語」
日本語と英語の大きな違いの一つが、主語を省略できるかどうかです。
日本語では、「行きます」「食べました」のように、主語を言わなくても意味が通じます。しかし、英語では主語を必ず書かなければなりません。そのため、「誰が〜するのか」を表す人称代名詞が欠かせないのです。
(私は)行きます → I go.
(彼は)好きです → He likes it.
主語がない英文は、英語では文として成り立たない、という点を必ず押さえておきましょう。

テストでの出題パターンを知ろう
人称代名詞は、定期テストで次のような形で出題されます。
空所補充問題
例:This is my pen. ( ) is blue.
並び替え問題
例:[ me / like / they ] → 正しい英文にする
書き換え問題
名詞を人称代名詞に直す問題
どれも、「人称代名詞の役割」を理解していないと解けません。暗記だけでは対応できないため、使い方を整理して覚えることが重要です。
人称代名詞は、「簡単そうに見えて、実は差がつく」中学英語の重要単元です。
名詞の代わりとして使われ、主語を必ず必要とする英語のルールと深く結びついています。まずは「人称代名詞はなぜ必要なのか」を理解することが、定期テストで安定して点を取る第一歩になります。
次の章では、主語として使う「主格の人称代名詞」について、具体例を使いながら詳しく見ていきましょう。
第2章 まずはここ!主格の使い方
人称代名詞の中でも、最初にしっかり身につけておきたいのが主格の人称代名詞です。主格は英文の「主語」になるため、英語の文を作るうえで必ず必要になります。
英語の定期テストでは、「主語が正しく書けているか」「主語と動詞が合っているか」がよくチェックされます。そのため、主格の人称代名詞を正しく使えるかどうかは、点数を安定させるための大きなポイントです。ここでは、主格の一覧から基本ルール、よくあるミスまでを整理していきましょう。
主格の人称代名詞一覧を確認しよう
「〜は」「〜が」にあたる言葉で、文の主語になります。
中学英語で使う主格は、次の7つです。
-
I(私は)
-
you(あなたは / あなたたちは)
-
he(彼は)
-
she(彼女は)
-
it(それは)
-
we(私たちは)
-
they(彼らは・彼女らは)
これらはすべて、文のいちばん最初に置かれることが多いのが特徴です。
主格は「主語になる代名詞」
主格の最大のルールは、とてもシンプルです。主語になるのは主格だけ、ということです。
たとえば、
He is a student.
They play soccer.
このように、「誰が〜するのか」を表す位置には、必ず主格の人称代名詞が入ります。目的語の位置に使う me や him などを、主語にしてしまうと間違いになります。

be動詞・一般動詞との使い方
主格の人称代名詞は、動詞とセットで覚えることが大切です。
be動詞の文
I am happy.
He is my friend.
They are students.
一般動詞の文
I like music.
She plays the piano.
We study English.
特に注意したいのが、三人称単数(he / she / it)のときです。一般動詞の文では、動詞に -s や -es がつくことが多く、定期テストでもよく問われます。
主格でよくあるミスに注意しよう
主格の人称代名詞では、次のようなミスが多く見られます。
① 名詞と主格を混ぜてしまうミス
× Taro he is a student.
→ 主語は1つだけにする
② 主語を省略してしまうミス
× Is a student.
→ He is a student.
日本語の感覚で主語を省略すると、英語では減点になります。
定期テストによく出る例文
主格の人称代名詞は、定期テストで次のような例文で出題されます。
-
( ) am a junior high school student.
-
( ) likes English.
-
( ) are my friends.
どの人称代名詞が主語にふさわしいかを判断できるかがポイントです。
主格の人称代名詞は、英語の文のスタート地点とも言える重要な要素です。
- 「主語には主格しか使えない」
- 「主語は必ず書く」
というルールを理解することで、英語の文が一気に安定します。
次の章では、動詞の後で使う「目的格の人称代名詞」について、さらに詳しく見ていきます。
第3章 間違えやすい!目的格を完全整理
主格の人称代名詞が「文の主役」だとすると、目的格の人称代名詞は「動作の受け手」を表す重要な存在です。
しかし実際の定期テストでは、この目的格でミスをする中学生が非常に多く見られます。理由は、「主格と形が違う」「どこに置くのかが分かりにくい」からです。I と me、he と him など、似ているようで使い方が全く違うため、なんとなくで使っていると確実に失点してしまいます。
この章では、目的格の基本から、テストでよく出るパターンまでをしっかり整理していきましょう。
目的格の人称代名詞一覧を確認しよう
「〜を」「〜に」にあたる言葉で、動詞や前置詞の後ろに置かれます。
中学英語で使う目的格は、次の7つです。
-
me(私を/私に)
-
you(あなたを/あなたに)
-
him(彼を/彼に)
-
her(彼女を/彼女に)
-
it(それを/それに)
-
us(私たちを/私たちに)
-
them(彼らを/彼らに)
主格と並べて覚えることで、違いがはっきりします。
目的格は「動作の対象」を表す
目的格の最大の役割は、動作が向かう相手や物を示すことです。
たとえば、
I like him.
She knows me.
We use it.
このように、「誰を?」「何を?」と聞かれたときに答えになるのが目的格です。主語になることはなく、必ず動詞の後ろで使われます。

動詞の後・前置詞の後で使うルール
目的格は、動詞の後だけでなく、前置詞の後にも使われます。
I play with him.
This present is for you.
She talked to me.
前置詞(with / for / to / from など)の後ろには、必ず目的格が来ます。このルールは、定期テストでも非常によく狙われます。

主格との入れ替えミスに注意!
目的格で最も多いミスが、主格と目的格を入れ替えてしまうことです。
× I like he.
○ I like him.× She gave I a pen.
○ She gave me a pen.
日本語では「彼が好き」「私にくれた」と同じ感覚で考えがちですが、英語では位置によって形が変わります。

テスト頻出!空所補充パターン
目的格は、定期テストで次のような形で出題されます。
-
I like ( ).【彼】
-
This letter is for ( ).【彼女】
-
They helped ( ).【私たち】
「動詞や前置詞の後ろかどうか」を見極められれば、正解できます。
次の章では、さらに混乱しやすい「所有格・所有代名詞の違い」について、分かりやすく整理していきます。
第4章 所有格・所有代名詞の違いを理解しよう
人称代名詞の中でも、多くの中学生が「ごちゃごちゃして分からない」と感じやすいのが、所有格と所有代名詞です。
どちらも「〜の」という意味を持つため、なんとなく同じように使ってしまい、定期テストで失点してしまうケースが少なくありません。
しかし、この2つの違いは実はとてもシンプルです。
「後ろに名詞があるかどうか」
このポイントさえ押さえれば、所有格と所有代名詞は一気に整理できます。
所有格・所有代名詞の一覧を整理しよう
所有格(名詞の前で使う)
-
my(私の)
-
your(あなたの)
-
his(彼の)
-
her(彼女の)
-
its(それの)
-
our(私たちの)
-
their(彼らの)
所有代名詞(単独で使う)
-
mine(私のもの)
-
yours(あなたのもの)
-
his(彼のもの)
-
hers(彼女のもの)
-
ours(私たちのもの)
-
theirs(彼らのもの)
最大の違いは「名詞が後ろにあるかどうか」
所有格と所有代名詞の違いは、使う場所で決まります。
This is my bag.
This bag is mine.
所有格は、必ず名詞の前に置かれます。
一方、所有代名詞は、名詞を含んだ形になっているため、後ろに名詞を置きません。

名詞の重複を避ける英語の考え方
英語では、同じ名詞を何度も書くことを避ける傾向があります。
そのため、すでに出てきた名詞をまとめて表すときに、所有代名詞が使われます。
This is my pen. That pen is mine.
Her bag is new. Hers is big.
このように、「名詞+所有格」を繰り返さずに済むのが、所有代名詞の役割です。

定期テストでよくあるひっかけ問題
所有格・所有代名詞は、定期テストで次のようなひっかけがよく出ます。
-
This is ( my / mine ) bike.
-
This bike is ( my / mine ).
「後ろに名詞があるかどうか」を確認することで、正解を選べます。
また、his は所有格と所有代名詞が同じ形なので、特に注意が必要です。
次の章では、これまで学んだ人称代名詞で特につまずきやすい注意点やミスをまとめて確認していきます。
第5章 人称代名詞の注意点とよくあるミス
ここまで、人称代名詞の基本的な使い方を学んできました。
しかし定期テストでは、「ルールは分かっているはずなのに間違えた」という問題が必ず出てきます。それは、人称代名詞には特につまずきやすい注意点があり、そこが狙われやすいからです。
この章では、定期テストで差がつく代表的なミスや注意点を取り上げ、「なぜ間違えるのか」「どうすれば防げるのか」を具体的に解説していきます。
it の使い方は「それ」だけではない
多くの中学生が、it を「物を表す代名詞」とだけ覚えています。しかし、it には次のような使い方があります。
物・動物
This is my bag. It is new.
天気
It is sunny today.
時間・曜日・距離
It is five o’clock.
It is Monday.
特に天気や時間の it は、日本語にすると主語がないため、テストで混乱しやすいポイントです。

he / she の使い分けで気をつけたいこと
he と she は、「男性」「女性」で使い分けますが、定期テストでは次の点がよく問われます。
・人の名前が出てきたあと、どちらで受けるか
・文の途中で主語が代名詞に変わる問題
例:This is Yuki. She is my friend.
名前の性別をしっかり確認せずに答えると、簡単に失点してしまいます。
名詞→代名詞の書き換え問題に注意
定期テストでは、「名詞を人称代名詞に書き換える問題」がよく出ます。
例:I like this book. → I like ( ).
このとき、主語か目的語かを考えずに答えるとミスにつながります。
動詞の後ろなので、正解は it です。
並び替え・英作文での失点パターン
人称代名詞は、並び替え問題や英作文でも失点しやすい単元です。
-
主語の位置を間違える
-
名詞と代名詞を両方入れてしまう
-
目的格を主語にしてしまう
例:
× Taro he likes soccer.
○ He likes soccer.
「主語は1つ」「位置で形が決まる」という基本を忘れないことが大切です。
次の最終章では、人称代名詞を効率よく覚え、テスト直前に確認する勉強法をまとめて紹介します。
第6章 テスト直前の勉強法まとめ
人称代名詞はこう覚える!
人称代名詞は、英語の定期テストで毎回のように出題される重要単元です。しかし、
- 「覚えることが多そう」
- 「表を見ると混乱する」
と感じて、後回しにしてしまう中学生も少なくありません。実は、人称代名詞は覚え方さえ間違えなければ、短時間で得点源にできる単元です。
この章では、これまで学んだ内容を踏まえながら、テスト直前に実践できる効率的な勉強法を紹介します。
主格・目的格・所有格はセットで覚えよう
人称代名詞は、1つずつバラバラに覚えると混乱しやすくなります。
おすすめなのは、同じ人称を縦にセットで覚える方法です。
例:
I → my → me →mineyou → your → you → yours
he → his → him → his
she → her → her → hers
このように並べて覚えることで、「どこで形が変わるのか」が一目で分かります。
表を使った暗記のコツ
人称代名詞は、表を“見るだけ”では覚えられません。
効果的なのは、次のような使い方です。
-
1)表を見ながら声に出す
-
2)紙に表を書き写す
-
3)一部を隠してテストする
特に、「日本語を見て英語を書く」練習は、空所補充や英作文対策に直結します。

音読・例文暗記はなぜ効果的?
人称代名詞は、単語として覚えるよりも、例文の中で覚えるのが効果的です。
-
I like music.
-
She plays tennis.
-
This is my bag. It is mine.
音読をすることで、「どの位置にどの形が来るか」が自然に身につきます。特に英作文が苦手な人には、例文暗記が強い味方になります。

テスト前に必ず確認したいチェックリスト
テスト直前には、次のポイントを必ず確認しましょう。
-
主語には主格を使っているか
-
動詞・前置詞の後は目的格になっているか
-
所有格と所有代名詞を間違えていないか
-
it の使い方(天気・時間)を忘れていないか
-
名詞と代名詞を両方書いていないか
次につながる学習アドバイス
人称代名詞を正しく使えるようになると、英作文や長文読解がぐっと楽になります。
「誰が」「何を」「誰のものか」を正確に追えるようになるからです。
今後は、英語の文章を読むときに
- 「この he は誰を指している?」
- 「this は何の代わり?」
と意識して読む習慣をつけてみましょう。
人称代名詞は、英語の基礎でありながら、定期テストで確実に差がつく単元です。正しい覚え方と確認ポイントを押さえれば、短期間でも得点アップが期待できます。
このコラムで学んだ内容を活かし、自信を持って人称代名詞を使えるようになりましょう。英語は、理解できれば必ず得意になります。
ここまで、英語の人称代名詞について、基本から定期テスト対策、そして効果的な勉強法までを順を追って解説してきました。
I や you、he、she といった人称代名詞は、一見すると簡単そうに見えますが、実は英語の文を支えるとても重要な存在です。主語として使う主格、動詞や前置詞の後で使う目的格、名詞の前で使う所有格、名詞の代わりになる所有代名詞――これらを正しく使い分けられるかどうかで、英語の理解度には大きな差が生まれます。
人称代名詞が定期テストで頻出する理由は、英語が「主語を必ず書く言語」であり、文の中で人や物をはっきり示す必要があるからです。日本語の感覚のまま学習を進めてしまうと、主語の省略や形の使い分けでつまずきやすくなります。しかし、その違いを意識して整理すれば、人称代名詞は決して難しい単元ではありません。
また、人称代名詞は暗記だけで乗り切ろうとすると混乱しがちですが、主格・目的格・所有格をセットで覚え、例文の中で使い方を確認することで、自然と身についていきます。特に、音読や例文暗記は、英作文や並び替え問題にも強くなる効果的な学習法です。テスト前には、「主語には主格が使われているか」「動詞の後は目的格になっているか」といった基本を一つひとつ確認するだけでも、失点は大きく減らせます。
人称代名詞を正しく使えるようになると、英語の学習は一段階先へ進みます。英作文では自分の考えを正確に伝えられるようになり、長文読解では「この代名詞は誰を指しているのか」を追えるようになります。
つまり、人称代名詞は、英語が「わかる」から「使える」へと変わるための大切な土台なのです。
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