「中１ギャップ」をご存じですか？

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みなさんは「中１ギャップ」という言葉をご存じでしょうか？「中１ギャップ」とは小学校を卒業して中学に進学する際に、起こる現象です。これまでの小学校生活との大きな環境変化や生活リズムに対応して慣れることができず、「勉強がわからなくなる」「不登校やいじめが起こる」といったことにつながるリスクがあります。

今回は、この「中１ギャップ」という現象について、その内容と対処法をご紹介していきます！

 

 

「中１ギャップ」を知ろう！

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「中１ギャップ」の意味や内容を知っている保護者の割合は３割程度と言われており、まだまだ認知されていません。もちろん、小学校と中学校ではいろいろ変わるということは知られていると思いますが、その多くの違いがどういったリスクを抱えているのか理解してれている対策されている方はまだまだ少ない現状かと思います。

ベネッセ教育総合研究所が実施したアンケート結果をご紹介します。学年別に「勉強が好きかどうか」を質問した項目で「とても好き」「まぁ好き」と答えた割合は、

　小学４年生：66.8％

　小学５年生：62.8％

　小学６年生：55.6％

　中学１年生：38.8％

　中学２年生：36.6％

これを見ると明らかに中学に進学した段階で「勉強が好き」という割合が著しく低くなっていることがわかるかと思います。それだけ小学６年生と中学１年生の間には大きな差があり、実際に多くの生徒に影響が出てしまっています。

 

まずは、「中１ギャップ」の内容を知り、

そして、しっかり対策することが重要です！！

 

 

小学校と中学校の違い

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「中１ギャップ」が起こる要因は、小学校と中学校の生活の変化・違いです。では、小学校と中学校のどのような違いが影響しているのでしょうか。特に影響の大きいものを３つご紹介します。

 

１）学校の授業

まず、小学校と中学校では「授業」が大きく変わります。

大きな変化ポイントとして２つ。

　・教科ごとに先生が変わる

　・学習量が激増！＆授業スピードもUP！！

クラス担任の先生がほとんどの授業を行う小学校と異なり、中学校ではそれぞれの教科ごとに担当の先生がいます。教科担当の先生との相性によって、教科の理解度が違ってしまい、得意・不得意が明確になってしまうことがあります。さらに、方針として小学校では全員が理解できるように配慮してもらえますが、中学校では理解度の差を埋めるのはある程度個人に任せられ、自主的な学習が必要とされます。学習量が増えるので、ある程度のスピードで進まなければ、必要な学習を終えることができないためです。基本的には宿題もないので、自立学習が習慣化されていないと一気に差がついてしまう危険性があります。

 

２）部活動

次に、小学校と中学校の生活で大きく変わるのが「部活動」の存在です。

中学では部活動が非常に盛んになり、多くの生徒が何かしらの部活動に参加します。部にもよりますが、中には放課後だけでなく休日にも多くの時間を費やすような部もあります。もちろん、勉強が優先ということではなく、この部活動との両立を目指さなければいけません。自分で自由に使える時間が極端に短くなります。その限られた時間の中で、学校の授業についていけるように予習・復習を自主的に進めなければいけません。特に、小学校までと違い、宿題がないので、自主的に何をどのように進めるのかを決めておかないとズルズルと何もしない日々が続いてしまいます。

 

３）テスト

最後に、小学校と中学校で大きく変わるのが「テスト」の内容です。

小学校までもテストは行われていました。しかし、そのテストは生徒の理解度を確認する「確認テスト」の意味合いが強く、平均点も概ね80点・90点と高くなっています。これが中学では、生徒の成績をつけるための「定期テスト」へと変わります。概ね平均点も60点程度になります。成績の差をみるため、基本の確認問題だけでなく、教科書の内容を超えるような応用・発展問題も出題されます。

また、「定期テスト」は各学期で中間・期末と実施されますが、そのテスト結果と同時期に課される提出物などの内容も加味して、成績がつけられます。それはそのまま内申点となり、入試にも直結してきます。各学期に1回または2回のテストなので、テスト範囲もある程度多くなり、普段の予習・復習だけでなく、テスト前に効率よくテスト対策の学習ができるかどうかも重要になります。

 

いかがでしょうか？

こういった環境の変化が一気に押し寄せてきます。これに対策をしているかしていないかは大きな差となってしまいます。まずは、こういった環境の変化があることを知り、必要な対策を検討していきましょう。

 

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