【英語】英作文を上手に書く2つのコツ
中学英語では教科書改訂もあり、その難易度は格段に上がってきました。定期テストの出題や授業内容、通知表の評価方法も大きく変化しています。これまで以上に自己表現を問われるものが増えています。いかに自分のことを英語で表現できるか。
高校入試においても、これまで「自由英作文」「条件英作文」と言われる形式の出題は必須でその分量も増える傾向にありました。
この英作文においては、単元学習の知識だけではなかなか対応できません。英作文となると、単なる【日本語→英語】という英訳とは違った難しさがあります。今回は、この英作文を上手に書いていくために知っておいてほしいコツを2つご紹介します。
英作文で求められるチカラ
まず、英作文の全体像からお話しします。英作文の問題では、【英語→日本語】のような和訳問題などと異なり、以下のような特徴があります。
・書く内容を自分で決める
・単語数や文章数などの条件がある
このことから、英作文問題を解くうえで求められるチカラ(必要なチカラ)としては、
・何を書くか決められるチカラ → 創造力
・条件に合わせて書くチカラ → 語彙力
大きくこの2つの力が必要になります。この2つを抑えて、コツをつかめば難問とされる英作文も怖くありません。順にこの2つのポイントに合わせて上手に英作文を書くコツをご紹介していきます。
何を書くか【創造力】
英作文の問題では、必ずテーマなどのお題が与えられます。そのテーマに対して何を書くのかを考えなければいけません。そして、大事なのはそれを英語で表現するという点です。おそらく、日本語で考えるのであれば、ある程度すんなり書く内容は考えられるでしょう。ただ、やみくもに思いつくままに考えて、それを英語で表現できるかどうかが問題になります。書く内容を思いついたとして、それを英語で表現する際に、「単語がわからない」「どう表現していいかわからない」では、英作文の問題においては非常に困ります。
つまり、
「知っている単語や表現に合わせて、書く内容を変える」
という点がポイントになります!!
そうなると、書く内容自体が思いつかない…。なんて声も出てきそうですが、実は高校入試においては、英作文問題にも良く出題されるパターンがあります。まずは、過去問や傾向対策問題で、どのような英作文が出題されるのか、そのパターンを知りましょう。そして、いくつかのパターンに対して、「こんなこと聞かれたら、このことを答える」という内容を事前に用意しておくとベターです。これは定期テストでも同様です。テスト範囲を確認し、どういったテーマが扱われやすいのかを考えておくと、ある程度書く内容を事前にイメージすることができます。
例えば、好きなスポーツを聞かれたら?
→ サッカーのことを書く。
なぜ好きなのか、具体的なエピソード、などを考えておくと幅が広がりますね。さらに、「好き」という表現を「興味がある」と置き換えると別のテーマでもほぼ同じ解答で対応することができます。一つのパターンを少し幅広く変化させることができれば、より効果的です!!
どう表現するか【語彙力】
一つ目のコツとして【創造力】への対応を紹介しました。その中で、「知っている・使える単語や表現を使って書く内容を考える」と伝えましたが、語彙力を増やすことはこの書くことができる幅をそのまま広げることになるので、基本として【語彙力】を高める(単語や熟語、重要表現を暗記する)努力はしておきましょう。
そのうえで、覚えた単語や表現を効果的に使うコツも知っておきましょう。
例えば、先の例で「サッカーに興味がある」という内容を表現する場合、「be interested in~」を知っていれば済む話ですが、これを簡単に「like~」で代用しても大筋の内容は変わりません。
難しい表現を無理して使う必要はありません。その部分に加点はありません。それよりも正しい文法で必要な内容が入っていることが重要です。自分の書きたい内容をいろいろ言い換えてみて、どんどん簡単な単語や知っている熟語・文法で表現できないかを考えてみましょう。
とは言え、便利な表現は覚えておくととっても楽なので、おススメの表現をいくつかご紹介します。
・「for example」(例えば) → 具体例を紹介する前の接続詞として重宝します。自分の意見を述べた後に、具体例を並べる流れはとてもシンプルでよく使う表現ですので、ぜひ覚えておきましょう。
・「this is because」(それは~だからです) → 理由を伝える際の書き出しとして重宝します。こちらも自分の意見を述べた後に、その理由を伝える流れでよく使います。理由を述べさせる条件はよくある出題パターンなので、ぜひ覚えておきたい表現です!
さらにワンポイント!!
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