堺市・吹田市の個別指導塾が2023年度全国の高校入試の傾向を分析してみました

 

大阪府 特別選抜 入試日程

【 出願 】2024年2月14日(水)~15日(木)

【 試験 】2024年2月20日(火)~21日(水)

【合格発表】2024年2月29日(木)

※音楽科は別日程

 

 

大阪府 一般選抜 入試日程

【 出願 】2024年3月4日(月)~6日(水)

【 試験 】2024年3月11日(月)

【合格発表】2024年3月19日(月)

 

 

今年も入試シーズンが近づいてきました。

進路相談、対策相談が増えてきました。

 

例年の流れですが、今年も前年度の全国高校入試の傾向を分析して対策をアップグレードしていきます。

 

 

2023年度公立高校入試全国傾向


■ 英語 ■

難化

文中の単語の難化が顕著。
新出文法の出題も9割以上。

■ 数学 ■

易化

高難度の問題が減少、基本増。
「四分位範囲」の出題が定番化。

■ 国語 ■

例年並み

問題構成に変化なし。
資料読み取りの出題が増傾向。

■ 理科 ■

例年並み

知識重視傾向。
思考力を問う凝った設定の出題は減。

■ 社会 ■

やや難化

問題構成は変化なし。
歴史の近現代が難化傾向。

 

全体として、大きな変化はおさまってきた印象。教科書改訂で、新出になる単元の出題は何かしらの形でかかわってきているので、しっかり対策しておくことが重要そうです。

 

 

教科別詳細


 

 英語 

テーマ性のある英文出題が増える傾向。
内容理解としっかりとした語彙力が必要。

難化を前提として対策を!

 

■語彙力強化は必須!

基本単語・定型表現は確実に身につけておきましょう。

■SDGsなどの時事関連の英文に触れる!

読解の専門性が高まる傾向にあります。時事関連の英文読解に普段から触れておくことで読解の理解度が増します。

■英作文対策で得点力Up!

「ミスのない解答」を書けるかどうかがカギです。どうしても難しい日本語で書きがち。しっかり対策しておくことで+αの得点を狙いましょう。

 

 数学 

関数・図形では典型的なものが増。
新出内容の出題も徐々に拡大傾向。

知識と思考力の両立!

■シンプルな典型題にも+α!

基本的な問題でも+αの実力が問われることがあります。基本的な部分こそ、より深い理解が重要です。

■新出単元の内容理解を深める!

日常生活を題材にしたり、他単元との融合問題での出題も増えています。「四分位範囲と箱ひげ図」については、しっかりと知識を定着させ、深い理解が必要となります。

■解法の記述になれる!

新傾向では解放の記述型は主流の一つ。普段からしっかりとした解答を書き上げる練習をしておきましょう。難易度は抑え気味なので、逆にとっておきたいところになります。

 

 国語 

資料の読み取りは頻出。
説明的文章のテーマで難易度が変化。

資料読み取り+作文+説明文

■資料読み取りは幅広く対策!

共通テストの変化の影響で、資料の読み取り問題の内容や形式が変更になる可能性は十分あります。型にはまった対策だけでなく、柔軟い対応できるようにしましょう。

■パターン別に作文対策!

作文は出題形式の変化が少ない問題。シンプルタイプ、資料活用タイプなどのタイプ別に対策をしておけばばっちり!!

■説明文の読解が高得点のカギ!

説明文の記述問題で得点差が出やすい傾向です。様々なテーマに対して、この部分の対策をしっかりしておくことで高得点が狙えます。図表を用いた問題設定も出題されているので、忘れず対策しておきましょう。

 

 理科 

知識の定着や活用を問う記述が増。
新出内容の出題にも注意。

知識の深い理解と処理力

■情報量の多さに惑わされない!

問題文量や資料は多くなっていますが、問われている内容は基本的な知識の確認。しっかりとした確実な知識の定着が重要です。また、時間制限がポイントになるので、限られた時間内に迅速に問題文や資料を処理するチカラが必要になります。

■新出内容は確実に身につけておく!

「イオン化傾向」「ダニエル電池」はこの2年での出題がかなり増えています。すでに出題されていても、記述になるなどさらにレベルを上げての出題も考えられるので、しっかりと対策しておきたい単元です。

 

 社会 

地理:資料ベースの記述対策が必須

前提は知識の定着確認

知識の定着が必須ですが、その背景や流れを理解しておかないと解答にたどり着かない出題のされ方をしているので、単に用語を覚えるのでなく、その背景や流れも理解するようにしましょう。

歴史:世界史と絡めた出題が増

特に近現代史に注意

高校で「歴史総合」が新設された影響もあり、世界史と絡めた出題が増える傾向です。特に近現代史は難化傾向にあるので、しっかりと流れや背景も含めての理解が重要です。

公民:新出用語に注意

知識ベースの設問が大半

公民自体の難易度は落ち着いているので、出題されやすい新出用語に注意してしっかりと基本的な事項を抑えておきましょう。特に時事的な内容と合わせて理解しておくと効率的です。

 

 

今回のまとめ


 

2023年度全国の公立高校入試問題の分析と傾向、対策について簡単にまとめました。もちろん個別の目標や現段階でのレベルに応じて必要なステップ、対策は異なってきます。

一つの参考にしてくださいね。

 

 


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